初心者用語を調べる
秘密鍵とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
- 公開日
- 更新日
- 読了目安
- 5 分
結論
秘密鍵は、ブロックチェーン上の資産を動かす権限そのものを表す数値です。これを持っている人が資産の持ち主とみなされるため、他人に知られた時点で資産を失います。仮想通貨のセキュリティは、突き詰めると「秘密鍵をどう守るか」の話に集約されます。
要点
- 資産を動かす署名を作れる唯一の値
- 知られた時点で資産を取り戻す手段はない
- アドレスは秘密鍵から一方向に導出される
- 紛失すると資産は永久に動かせなくなる
定義
ブロックチェーン上の取引に電子署名を行うための、本人だけが持つ秘密の数値。この署名があることで、ネットワークは取引が正当な所有者によるものだと検証できる。
秘密鍵は、実体としては非常に大きな乱数です。ビットコインやイーサリアムでは256ビット、つまり10進数で77桁ほどの数値が使われます。この値から公開鍵が計算され、さらにそこから受け取り用のアドレスが作られます。計算は一方通行で、アドレスや公開鍵から秘密鍵を逆算することは現実的にできません。
送金するときは、取引の内容に秘密鍵で署名します。ネットワークの参加者は公開鍵を使ってその署名を検証しますが、検証の過程で秘密鍵そのものを知る必要はありません。つまり「鍵を見せずに、鍵を持っていることを証明する」仕組みになっています。
ウォレットアプリは、この秘密鍵を端末内に保管し、送金時に自動で署名しているだけです。「ウォレットにコインが入っている」という表現をしますが、実際にはコインはブロックチェーン上にあり、ウォレットが保管しているのは鍵です。取引所に預けている場合は、鍵を持っているのは取引所であって利用者ではありません。
注意点
- · 秘密鍵やシードフレーズの入力を求める画面は、公式を名乗っていてもまず詐欺を疑う
- · スクリーンショットやクラウドメモに保存すると、端末の乗っ取りで一度に盗まれる
- · 秘密鍵を失うと、運営者に問い合わせても復旧はできない