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ネットワークアップグレードの進み方とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
ネットワークアップグレードは、仕様の提案から議論、実装、テストネットでの検証を経て、本番での有効化時期を決めるという段階を踏みます。中央の管理者がいないため、ノード運営者が実際に新しいソフトへ入れ替えて初めて成立します。合意が取れないまま進めば、チェーンが分かれます。
要点
- 提案・議論・実装・検証・有効化という段階を踏む
- ノード運営者が更新しなければ成立しない
- 合意が取れなければチェーンが分岐する
- 有効化はブロック高やエポックで指定される
定義
ブロックチェーンのプロトコル仕様を変更し、ネットワーク全体で新しい規則へ切り替えるまでの一連の過程。有効化の時点は事前にブロック高などで指定される。
多くのチェーンでは、仕様変更の案が番号付きの提案文書として公開されます。イーサリアムのEIP、ビットコインのBIPがその例です。提案は公開の場で検討され、技術的な妥当性と既存の運用への影響が詰められていきます。
実装が固まると、テストネットで先に有効化されます。ここで想定していなかった不具合が出れば、日程が後ろ倒しになります。本番の有効化は、特定のブロック高やエポック番号として指定され、その時点から新しい規則が適用されます。
肝心なのは、この切り替えを強制する主体がいないことです。ノード運営者、検証者、取引所、ウォレット事業者がそれぞれ更新して初めて全体が移行します。更新しなかったノードは、新しい規則のブロックを無効と判断し、別のチェーンを追い続けることになります。
後方互換のある変更(ソフトフォーク)であれば、旧ノードは新しいブロックを受け入れ続けられます。互換のない変更(ハードフォーク)では、更新しないノードは確実に分かれます。どちらの性質を持つ変更なのかは、事前に告知されます。
注意点
- · 有効化の直前後は取引所が入出金を停止することがあり、資金が動かせない時間が生じる
- · 更新を怠ったノードは別のチェーンを追い続け、残高表示が実態とずれる
- · 分岐に便乗して「新トークンを受け取れる」と称する詐欺が出やすい時期にあたる