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マルチシグとは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

マルチシグは、資産を動かすのに複数の署名を必要とする仕組みです。鍵が1本漏れただけでは資産が動かせないため、単独の鍵で管理するよりも失敗に強くなります。企業やDAOの資金管理で広く使われています。

要点

  • 送金に複数の署名を必要とする設定
  • 鍵が1本漏れても即座に失わない
  • 鍵を紛失しても閾値を満たせば動かせる
  • 設定を誤ると自分でも動かせなくなる

定義

あらかじめ定めた複数の鍵のうち、一定数以上の署名がそろったときにのみ送金を実行できるようにした仕組み。

「3本のうち2本の署名が必要」といった形で設定します。この場合、攻撃者が1本の鍵を手に入れても送金はできません。同時に、自分が1本を紛失しても、残る2本で資産を動かせます。単独の鍵では「漏れたら終わり・失くしたら終わり」の両方を抱えますが、マルチシグはその両方を緩和します。

運用例としては、鍵を別々の場所や別々の人に分けて持たせる形が一般的です。企業では担当者ごとに鍵を持ち、一定人数の承認がないと送金できないようにします。DAOの資金管理でも、提案が可決された場合にのみ複数の署名者が実行する運用が使われます。

一方で、設定の難易度は上がります。必要な署名数を高くしすぎると、関係者の1人と連絡が取れなくなった時点で資産が動かせなくなります。復旧手順を文書化し、実際に少額で復元を試したうえで本番の資産を移すのが安全な進め方です。

注意点

  • · 必要署名数を高く設定しすぎると、関係者の不在で資産が動かせなくなる
  • · 利用するコントラクトやサービスの仕様変更に、設定が影響を受けることがある
  • · 本番資産を移す前に、少額で復旧手順を確認する

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