初心者用語を調べる
ハードウェアウォレットとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
- 公開日
- 更新日
- 読了目安
- 4 分
結論
ハードウェアウォレットは、秘密鍵を専用の機器の中に閉じ込め、署名だけを機器内で行う装置です。パソコンがウイルスに感染していても鍵そのものは外に出ません。ただし、本体の画面で送金内容を確認しなければ、この利点は失われます。
要点
- 秘密鍵が機器の外に出ない設計
- 送金内容は本体の画面で確認する
- PCが侵害されても鍵は守られる
- 正規販売ルートでの購入が前提
定義
秘密鍵を内部に保管し、取引への署名を機器内部で完結させる専用のハードウェア。鍵を外部に取り出せない構造になっている。
使うときは機器をパソコンやスマートフォンに接続し、ウォレットアプリで送金内容を作ります。そのデータが機器に送られ、機器の画面に宛先と金額が表示されます。利用者が本体のボタンで承認してはじめて署名が行われ、署名済みのデータだけが外に出ます。鍵は一度も機器の外に出ません。
この設計が効くのは、接続先のパソコンが信用できない場合です。マルウェアが送金先アドレスを書き換えたとしても、機器の画面には書き換えられた宛先が表示されます。画面で照合すれば、そこで気づくことができます。逆に、画面を確認せずに承認する習慣がつくと、この保護は働きません。
購入経路にも注意が必要です。転売品や非正規の販売者から入手した機器では、あらかじめシードフレーズが設定された状態のものが送られてきた事例が報告されています。必ず正規の販売元から購入し、初期設定で自分がシードフレーズを生成する手順を踏んでください。
注意点
- · 本体の画面で宛先と金額を確認せずに承認すると、保護の意味がなくなる
- · 中古品や非正規ルートの機器は、初期状態が細工されている可能性がある
- · 機器が壊れても復元できるよう、シードフレーズの保管が前提