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モジュラーブロックチェーンとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 6 分
結論
モジュラーブロックチェーンは、実行・決済・合意形成・データ可用性という役割を分け、別々の層に担わせる設計思想です。ひとつのチェーンがすべてを担うモノリシックな構成と対比されます。組み合わせ方を選べる反面、層をまたぐ部分に新しい前提とリスクが生まれます。
要点
- 実行・決済・合意・データ可用性を層に分ける設計
- すべてを1チェーンで担うモノリシック型と対比される
- 層ごとに別のネットワークを選んで組み合わせられる
- 層をまたぐ接続部分に新しいリスクが生まれる
定義
ブロックチェーンの機能を実行・決済・合意形成・データ可用性に分解し、それぞれを別のネットワークや層が担当する構成をとる設計思想。
ビットコインのようなチェーンは、取引の実行も、順序の合意も、データの公開も、最終的な決済もすべて自分で行います。これをモノリシックと呼びます。すべてを1本で担うため、処理能力を上げようとすると、ノードの要求スペックが上がって参加者が減るという緊張が生じます。
モジュラーな構成では、たとえば実行はロールアップが行い、証明の検証と紛争解決はイーサリアムが担い、取引データは別のデータ可用性ネットワークに置く、という分担ができます。各層は自分の役割に特化できるので、それぞれを独立に最適化しやすくなります。
ただし、分けたことで新しい前提が増えます。データ可用性を外部ネットワークに委ねれば、そのネットワークが公開を止めたときに出金できなくなる可能性が出てきます。層の組み合わせが違えば安全性も違うため、「モジュラーだから優れている」という一般化はできません。
注意点
- · どの層をどこに任せているかで安全性が変わるため、構成を個別に確認する必要がある
- · データ可用性を外部に委ねる構成では、その停止が出金不能に直結しうる
- · 層が増えるほど障害の切り分けが難しく、復旧に時間がかかることがある