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実行レイヤーとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
実行レイヤーは、取引を実際に処理して残高やコントラクトの状態を書き換える部分です。イーサリアムでは、合意形成を担うコンセンサスレイヤーと分離され、両者が専用のインターフェースでやり取りしています。ロールアップは、この実行部分だけをレイヤー1の外へ持ち出した構成です。
要点
- 取引を処理して状態を書き換える部分
- イーサリアムではコンセンサス側と分離されている
- 両者は専用のインターフェースでやり取りする
- ロールアップは実行だけを外に出した構成
定義
取引を受け取って実際に計算を行い、アカウントの残高やコントラクトの保存領域といった状態を更新する層。どの取引をどの順で扱うかは合意形成の層が決める。
イーサリアムでは、取引の処理を担うクライアントと、ブロックの提案や投票を担うクライアントが別々のソフトウェアとして動いています。実行側は「この取引群を処理すると状態はこうなる」という計算を行い、コンセンサス側はその結果をブロックとして確定させる役割を持ちます。
両者はエンジンAPIと呼ばれる専用のインターフェースでやり取りします。役割を分けたことで、実行環境の改良とコンセンサス規則の改良を別々に進められるようになりました。ノードを動かすには両方のクライアントを稼働させる必要があります。
ロールアップは、この実行部分を独立したチェーンとして外に出したものと理解できます。取引の実行はレイヤー2で行い、その結果の正しさをレイヤー1が証明や異議申立で担保します。アプリチェーンやモジュラー構成の議論も、この分離を出発点にしています。
注意点
- · ノードを自前で動かす場合、実行側とコンセンサス側の両方を稼働させないと同期しない
- · 実行環境が同じEVMでも、チェーンごとにガス計算や事前コンパイルの差があり挙動が一致しない
- · レイヤー2の実行結果は、レイヤー1に記録されて初めてレイヤー1の保証を得る