本文へ移動
中級者用語を調べる

マーケットメイカーとは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

マーケットメイカーは、買値と売値の両方を常に板に出し続けることで、他の参加者がいつでも取引できる状態を作る主体です。収益源は主にスプレッドと手数料優遇であり、相場の方向を当てることで稼ぐ立場ではありません。彼らが板を引くと、市場は急に薄くなります。

要点

  • 買い注文と売り注文を同時に出し続ける役割
  • 収益はスプレッドと手数料の優遇が中心
  • 在庫が偏るリスクを常に抱えている
  • 板を引かれると流動性は一気に細る

定義

取引所の板に買い気配と売り気配を継続的に提示し、相手方となることで流動性を供給する参加者。取引所と契約を結ぶ専業業者のほか、自発的に同じ行動を取る参加者も含まれる。

マーケットメイカーは、たとえば買い1,000,000円・売り1,000,300円というように両側に注文を置きます。買いたい人には売り、売りたい人からは買うため、その差額であるスプレッドが1回あたりの粗利になります。1回の利幅は極小で、回数を積み上げる形の収益構造です。

この立場には在庫リスクが伴います。一方向に売りが殺到すれば、買い注文ばかりが約定して手元に在庫が積み上がり、その間に価格が下がれば損失になります。そのため値動きが荒くなると、スプレッドを広げるか、板から注文を引き揚げて自衛します。

取引所側はメイカー手数料を低く設定したり、契約して報酬を払ったりして、この役割を維持しようとします。ただし義務として板を出し続ける契約でない限り、市場が混乱したときに彼らが退場するのを止める仕組みはありません。平時に厚く見える板が、いざというときに残っている保証はないということです。

注意点

  • · 板の厚みは常時保証されたものではなく、急変時に消えることがある
  • · 取引所によっては関連会社がメイクを担っており、利益相反の有無を確認する必要がある
  • · 個人がメイカー手数料の優遇だけを狙って両建てするのは、在庫リスクを負う行為である

関連通貨

次に読む

仮想通貨診断

いくつかの質問に答えるだけ。結果はその場で表示されます。

診断をはじめる