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軽量クライアントとプライバシー
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 4 分
結論
軽量クライアントはブロックチェーン全体を保持せず、必要な部分だけを外部のサーバに問い合わせます。この問い合わせには自分のアドレスが含まれるため、応答するサーバはあなたの残高と関心を知ることになります。手軽さと引き換えに、情報を一社に渡している構図です。
要点
- 全データを持たず外部サーバに問い合わせる方式
- 問い合わせに自分のアドレスが含まれる
- 応答側は残高と利用状況を把握できる
- IPアドレスと合わせて記録されることがある
定義
ブロックチェーンの全データを保持せず、ブロックヘッダや必要な取引のみを外部から取得して動作するクライアント。問い合わせの内容から、利用者の関心のあるアドレスが相手に伝わる。
ブロックチェーンの全履歴は数百ギガバイト規模になるため、スマートフォンでそのまま扱うことはできません。軽量クライアントは、ブロックの見出しだけを検証し、自分に関係する取引だけを外部から取り寄せることでこの制約を回避します。同期が速く、容量も小さくて済みます。
その代償が問い合わせの内容です。「このアドレスに関係する取引をください」と尋ねる以上、相手はあなたがどのアドレスを気にしているかを知ります。複数のアドレスをまとめて尋ねれば、それらが同じ利用者のものだという情報まで渡ります。接続元のIPアドレスと一緒に記録されれば、結びつきはさらに強くなります。
この問題への技術的な対応としては、ブロックごとの検索用フィルタを配布して端末側で照合する方式や、問い合わせを暗号的に隠す研究が進められています。実装によって情報の渡り方は大きく違うため、使っているウォレットがどの方式かを確認しておくと判断がしやすくなります。
注意点
- · 残高表示が速いウォレットほど、外部サーバに依存している可能性が高い
- · 複数アドレスを同時に問い合わせると、同一利用者の資産として把握される
- · 無料で提供されるサービスでも、利用ログの扱いは事業者ごとに異なる