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ライトクライアントとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
ライトクライアントは、ブロックチェーンの全データを持たずに、ヘッダと証明だけで必要な事実を検証するソフトウェアです。スマホや組み込み機器でも動かせる一方、検証できる範囲はフルノードより狭く、外部への問い合わせに依存する部分が残ります。
要点
- ブロックヘッダと証明だけで検証する軽量な実装
- 少ない通信量と保存容量で動作する
- 全ルールの検証はできず、依存が残る
- チェーン間のブリッジの検証にも使われる
定義
ブロックチェーンの全データを保持せず、ブロックヘッダと必要最小限の証明を用いて特定の事実を検証するクライアント。
ビットコインの設計書では、簡易支払い検証(SPV)という形で最初から想定されていました。ブロックヘッダだけを追い、ある取引が含まれることはマークル証明で確かめます。ヘッダは1つ80バイトなので、全ブロックのヘッダを合わせても数百メガバイト程度に収まります。
できないことも明確です。ライトクライアントは、ブロック内の取引がすべてのルールを満たしているかを自分では検証しません。そのため、多数派が不正なブロックを作った場合、それを見抜けずに受け入れる可能性があります。フルノードは同じ状況でそのブロックを拒否できます。
イーサリアムでは、同期委員会と呼ばれる一部のバリデーターの署名を検証することで、ヘッダの正しさを確認する方式が導入されています。この仕組みは、あるチェーンから別のチェーンの状態を検証するブリッジにも応用されており、運営者の信頼に頼らない設計の基盤になっています。
注意点
- · ライトクライアントはフルノードと同じ独立性を持たず、不正なブロックを見抜けない場合がある
- · 接続先が限られていると、意図的に情報を隠されて古い状態を見せられる可能性がある
- · スマホのウォレットの多くは、ライトクライアントですらなく運営者のサーバーに問い合わせている