本文へ移動
中級者使い方を調べる

トークンのステーキング手順

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
7 分

結論

ステーキングは、対象のネットワークやプロトコルにトークンを預け、その運用に参加する操作です。預けている間は自由に動かせず、解除にも時間がかかることがあります。預け先の設計によって、価格変動以外に資産を失う経路(スラッシング、コントラクトの脆弱性、委託先の不正)が生じます。

要点

  • 預けている間は売買・送金ができない。価格が下がっても即座に降りられない
  • 解除に待機期間があるチェーンが多く、期間中も価格変動は続く
  • 委託先(バリデータ)の障害や不正で、預けた資産の一部が減ることがある
  • 取引所経由・プロトコル経由・自分でノードの3通りがあり、リスクの所在が違う

定義

プルーフ・オブ・ステークのネットワーク、またはその上のプロトコルにトークンを預け入れ、合意形成や運用に参加して報酬の分配対象となる操作のこと。

最初に、どの方式で行うのかを決めます。大きく分けて、取引所の機能として預ける方法、ウォレットからプロトコルやバリデータへ直接委託する方法、自分でバリデータを運用する方法があります。取引所経由は操作が簡単ですが、資産の保管を事業者に委ねることになります。直接委託では自分で鍵を持ち続けられますが、委託先の選定と管理は自分の責任になります。

ウォレットから行う場合の流れは、おおむね次のとおりです。対象チェーンのネイティブ通貨をガス代として確保し、公式ドメインであることを自分で確認したうえでサイトへ接続します。委託先を選び、預ける数量を指定して、ウォレットで取引に署名します。全額を預けてしまうと、その後の操作に必要なガス代が払えなくなるため、手数料ぶんは必ず残してください。

委託先を選ぶ判断材料としては、稼働率(オフラインになっていないか)、預かっている総量(過度に集中していないか)、手数料の率、運用者の情報公開の度合いがあります。ここで注意したいのは、提示される利回りの高さで選ぶと、手数料の設定や稼働の安定性を見落としやすいことです。なお、どの委託先が良いかをここで示すことはしません。

スラッシングという仕組みも理解しておく必要があります。これは、バリデータが規則に反する動作(二重署名など)をした場合に、預けられている資産の一部が没収される仕組みです。チェーンによって条件も割合も異なりますが、自分は何もしていなくても、委託先の問題で資産が減りうるということです。委託を分散させる、という対応が取られるのはこのためです。

プロトコル経由で、預けた証明として別のトークンを受け取る方式(リキッドステーキング)もあります。この場合、預けている間もそのトークンを動かせますが、そのトークン自体がコントラクトのリスクを持ち、原資産との交換比率が市場の状況で乖離することもあります。便利さと引き換えに、階層がひとつ増えていると考えてください。

注意点

  • · 委託先の不正や障害により、預けた資産の一部が没収されること(スラッシング)があります。自分に落ち度がなくても発生します
  • · 預けている間は動かせません。価格が急落しても、解除の待機期間が終わるまで売却できない設計が一般的です
  • · 「高い利回り」を掲げてウォレット接続を促す偽サイトが多数あります。接続前に必ずドメインを確認してください

よくある質問

  • 取引所のステーキングとウォレットからのステーキングは何が違いますか?

    資産の管理者が違います。取引所経由では鍵を事業者が持つため、事業者の破綻や出金停止の影響を受けます。ウォレットからの委託では鍵は自分にありますが、委託先の選定、操作の誤り、接続先の真贋の確認まですべて自分の責任になります。どちらもリスクが無いわけではなく、リスクの相手が違います。

関連通貨

次に読む

仮想通貨診断

いくつかの質問に答えるだけ。結果はその場で表示されます。

診断をはじめる