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半減期サイクル論とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
半減期サイクル論は、ビットコインの約4年ごとの半減期に合わせて相場が周期的に動くという、市場でよく語られる見方です。半減期が発行量を減らす事実は仕様として確認できますが、価格の周期性については観測できる事例が数回しかなく、将来を保証するものではありません。
要点
- 半減期は発行量が半分になる仕様上の事実
- 価格の周期性は市場でよく語られる見方
- 観測できた半減期はまだ数回しかない
- 過去の値動きは将来を保証しない
定義
ビットコインの半減期(約4年ごとに新規発行量が半分になる仕様)を起点として、相場が上昇・下落を周期的に繰り返すと説明する市場の見方。プロトコルの仕様ではなく、参加者の間で共有されている解釈。
まず事実の部分を切り分けます。ビットコインは21万ブロックごとに、マイナーへ支払われる新規発行量が半分になります。間隔はおよそ4年です。これはソフトウェアの仕様として確認でき、いつ起きるかもブロック高から計算できます。新規供給の増加ペースが落ちること自体は、議論の余地のない事実です。
これに対し、半減期の前後で価格が一定のパターンを描くという主張は、市場で広く語られている解釈にすぎません。半減期は2012年以降に数回しか起きておらず、統計的な検証に耐えるサンプル数ではありません。同じ期間には、機関投資家の参入、規制の整備、金利環境の変化など多くの要因が重なっており、値動きを半減期だけに帰属させることはできません。
この見方を知っておくこと自体は無意味ではありません。多くの参加者が同じ物語を共有していれば、その物語自体が行動に影響を与えるからです。ただし「周期があるから次もこう動く」という前提で計画を立てることは、数回の観測を法則として扱うことにほかなりません。周期を根拠に売買の時期を決める考え方は、裏づけを持たないものとして扱うべきです。
注意点
- · 過去3〜4回の値動きを法則として扱うには、サンプル数が足りない
- · 半減期の日程は事前に分かっているため、価格に織り込まれている可能性がある
- · 周期を前提に資金計画を立てると、想定と違う展開になったとき対応できなくなる