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中級者税金と安全対策

外貨建ての取引を円に直す

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
6 分

結論

海外の取引所で米ドル建てやステーブルコイン建てで取引していた場合、申告では日本円に換算する必要があります。換算に使う為替レートの種類と時点を決め、年を通じて一貫して適用し、その基準を記録してください。どのレートを用いるべきかは制度で定められた部分があるため、国税庁の案内と税理士にご確認ください。

要点

  • 外貨建ての取引は、日本円に換算したうえで集計する
  • 換算に使うレートの種類と時点を決め、一貫して適用する
  • ステーブルコイン建ての取引も、円への換算という同じ問題が生じる
  • 二段階の換算(コイン→外貨→円)になる場合は、各段階の根拠を残す

定義

外貨またはステーブルコイン建てで行われた暗号資産取引の金額を、申告のために日本円へ換算する作業のこと。

海外の取引所を使っていると、取引の単位が日本円ではないことがほとんどです。米ドル建ての価格で表示されていたり、ステーブルコインとの交換として記録されていたりします。日本での申告は日本円で行いますから、これらはどこかの段階で円に換算する必要があります。

換算は、しばしば二段階になります。たとえば、ある暗号資産をドル建てのステーブルコインと交換した取引では、まずその暗号資産のステーブルコイン建ての価額が決まり、次にそのステーブルコインを円に換算します。それぞれの段階で使った価額・レートと、その時点を記録しておかないと、後から数字を再現できません。ステーブルコインだから円換算は不要、ということにはなりません。

使用する為替レートについては、どの時点のどのレートを用いるかという論点があります。取引が成立した日のレートを使うのか、金融機関が公表するレートを使うのか、電信売相場・電信買相場・仲値のどれを使うのか、といった選択肢があり、この点には制度上の取扱いがあります。当サイトで断定的な指示は行いません。国税庁の案内を確認し、自分のケースでどれを使うべきかは税理士にご確認ください。

実務上の注意として、レートの出典を保存しておいてください。為替レートを掲載しているサイトは、過去分の提供を止めたり、表示形式を変えたりします。使った時点でダウンロードするか、画面を保存しておくと、後日の説明が容易になります。取引件数が多い場合は、日付ごとのレート表を一つのファイルにまとめておくと、計算にも説明にも使えます。

また、ステーブルコインは常に完全に同じ価値を保つわけではありません。実際の取引価格が発行元の想定する価値からずれる局面もあります。厳密に扱うか、簡便に扱うかは判断を要する点です。ここも自己判断で決めず、方針を税理士と確認してください。方針を決めたら、年を通じて一貫して適用することが重要です。

注意点

  • · 当サイトの記載は一般的な整理であり、税務アドバイスではありません
  • · ステーブルコイン建てだから円換算が不要、ということはありません
  • · 用いるべき為替レートには制度上の取扱いがあります。国税庁の案内と税理士にご確認ください

よくある質問

  • 海外取引所での取引は、円に換算しなければ申告しなくてよいのですか?

    そうではありません。日本の居住者であれば、取引した場所や通貨の単位にかかわらず所得は申告の対象になるのが原則です。円に換算する作業が必要になるだけで、対象外になるわけではありません。詳細は tax-overseas-exchange も参照し、税理士にご相談ください。

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