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中級者税金と安全対策

計算結果を自分で点検する

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
6 分

結論

損益計算が終わったら、結果をそのまま使うのではなく、いくつかの角度から点検してください。年末残高と実際の保有数量の一致、取引件数の整合、極端な値の有無を確認すると、取り込み漏れや分類の誤りが見つかります。点検しても解消しない差異は、税理士にご相談ください。

要点

  • 年末残高と実際の保有数量が一致するかが最も強い検算になる
  • 取引件数が集めたデータの件数と合っているかを確認する
  • 極端に大きい損益や、取得価額ゼロの行がないかを見る
  • 点検で見つかった差異は、原因を特定してから直す

定義

算出された損益や年末残高を、別の情報と突き合わせて誤りの有無を確かめる検算作業のこと。

最も効果的な検算は、年末残高の突き合わせです。計算の結果として「年末時点でこの銘柄をこれだけ保有しているはず」という数量が出ます。これを、実際の取引所の残高やウォレットの残高と比べてください。一致していれば、その銘柄については取引が概ね漏れなく取り込まれている可能性が高くなります。逆に、計算上の残高が実際より多ければ売却や送金が抜けており、少なければ取得や受け取りが抜けています。ずれの方向が、探すべき場所を教えてくれます。

次に、件数の確認です。集めたCSVの行数の合計と、計算に取り込まれた取引の件数が大きく食い違っていないかを見てください。ツールが一部のファイルを読み込めていなかった、特定の取引種別を無視していた、といった事故はここで見つかります。件数が完全に一致しないこと自体は普通です(重複の統合などがあるため)が、桁が違うレベルの差は問題の合図です。

三つ目に、極端な値の確認です。損益の行を金額順に並べ、上位と下位を見てください。取得価額がゼロとして扱われているために売却額がそのまま利益になっている行、桁が明らかにおかしい行が紛れていることがあります。取得価額ゼロの行は、その資産をどこから入手したかの記録が取り込まれていないことを示している場合が多く、追跡すべき手がかりになります。

四つ目に、時期による偏りの確認です。月ごとの取引件数を並べたときに、ある月だけ極端に少ない、あるいはゼロになっている場合、その期間のデータが取り込めていない可能性があります。CSVの期間指定を誤っていた、途中でファイルが分割されていた、といった原因が考えられます。

点検で差異が見つかったときの原則は、原因を特定してから直す、ということです。数字を合わせるために調整の行を足す、という対応は避けてください。原因が分かれば、正しいデータを取り直して再計算するのが本来の対処です。どうしても原因が特定できない差異が残った場合は、その調査の経緯を記録に残したうえで、扱いを税理士にご相談ください。

注意点

  • · 当サイトの記載は一般的な整理であり、税務アドバイスではありません
  • · 差異を消すための調整行を安易に追加しないでください
  • · 解消しない差異の扱いは個別判断です。税理士にご相談ください

よくある質問

  • 年末残高がぴったり一致しないのは異常ですか?

    ごく小さな差は、桁落ちや手数料の扱いで生じることがあります。ただし「小さいから問題ない」と決めつけず、原因を一度は追ってください。追っても分からない場合は、経緯を記録したうえで税理士にご相談ください。

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