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分散型ストレージとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
- 公開日
- 更新日
- 読了目安
- 5 分
結論
分散型ストレージは、ファイルを複数の参加者のディスクに分散して保管し、内容から計算したハッシュで参照する仕組みです。誰かがファイルを差し替えると参照先が変わるため、改ざんに気付けます。ただし「誰かが保管し続けること」は自動では保証されず、保管の動機付けが別に要ります。
要点
- ファイルは内容から計算したハッシュで参照する
- 内容が変わると参照先も変わるため改ざんが分かる
- 保管され続けるかは別の仕組みで担保する
- 公開前提の保管であり、暗号化は利用者の責任
定義
ファイルを特定のサーバーではなくネットワーク上の複数ノードに保持させ、内容から導いた識別子で取り出す保管方式。内容アドレッシングと呼ばれる。
通常のWebでは、ファイルは「どのサーバーのどの場所にあるか」で指定します。分散型ストレージでは「内容のハッシュ」で指定します。同じ内容なら誰が持っていても同じ識別子になるため、最寄りのノードから取り出せますし、受け取ったファイルが本物かも自分で検証できます。
ブロックチェーンに大きなファイルを直接置くのは費用がかかりすぎるため、NFTの画像やメタデータの保管先としてよく使われます。チェーン上にはハッシュだけを記録し、実体は分散型ストレージに置く、という分担です。
問題になりやすいのは保管の継続です。参照する人がいないファイルは、ノードの整理で消えることがあります。そのため、一定期間の保管を対価と紐づける仕組みや、料金を前払いして長期保管を狙う仕組みが別途用意されています。保管方式によって前提は異なります。
注意点
- · 保管を約束する仕組みがない場合、参照されないファイルは消えることがある
- · 内容は原則として誰でも取得できる。秘密にしたいものは自分で暗号化してから置く
- · NFTの画像が通常のサーバーに置かれている場合、運営が止まると表示できなくなる