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アービトラージ(裁定取引)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
アービトラージは、同じ資産の価格差を利用して、安い場所で買い高い場所で売る取引です。理屈の上では価格差を取るだけですが、実際には手数料・送金時間・出金制限がすべて差を削ります。価格差が見えている時点で、実行可能かは別の問題です。
要点
- 同一資産の価格差を取りにいく取引手法
- 手数料・スプレッド・送金時間が差を削る
- 送金中の価格変動リスクを必ず負う
- 価格差を縮める方向に市場へ働きかける
定義
同一または実質的に同一の資産が、市場や商品によって異なる価格になっているときに、安いほうを買い高いほうを売ることで価格差を取ろうとする取引。
もっとも単純な形は取引所間の裁定です。A取引所でビットコインが安く、B取引所で高いとき、Aで買ってBで売れば差額が残ります。ほかにも、現物と先物の価格差を取る形や、3つの通貨ペアを回る三角裁定など、対象となる価格差の種類は複数あります。
ただし実行には複数のコストがかかります。売買それぞれの取引手数料、板を食うことで生じるスリッページ、取引所間の送金手数料、そして法定通貨の出入金手数料です。数パーセントに見える価格差が、これらを差し引くと消えてしまうことは珍しくありません。
さらに大きいのが時間のリスクです。取引所間で資産を移す間にも価格は動きます。混雑時の送金は数十分かかることもあり、その間に価格差が逆転すれば損失になります。両取引所にあらかじめ資産を置いて同時に売買する方法もありますが、その分の資金を常に寝かせておく必要があります。
注意点
- · 表示価格の差だけを見て利益を計算すると、実際には赤字になりやすい
- · 出金停止やメンテナンスで片側の決済ができなくなるリスクがある
- · 自動売買のAPIキーに出金権限を付けると、漏洩時の被害が致命的になる