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エアギャップ署名とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
エアギャップ署名は、秘密鍵を持つ端末を一度もネットワークに接続せずに取引へ署名する方式です。未署名の取引をQRコードやSDカードで運び、署名済みデータを同じ方法で持ち帰ります。物理的に通信経路がないため、遠隔からの鍵の抜き取りを防げます。
要点
- 署名端末をネットワークに一切接続しない
- QRコードやSDカードでデータをやりとりする
- USB接続型のハードウェアウォレットより経路が狭い
- 画面表示の確認を怠ると防御が無意味になる
定義
秘密鍵を保持する機器を通信可能な機器から物理的に隔離し、署名に必要なデータだけを人が運ぶことで取引に署名する方式。
流れはこうです。ネットに繋がったPCやスマホのウォレットが未署名の取引を作り、QRコードとして画面に出します。署名端末のカメラでそれを読み取り、内容を端末の画面で確認して署名します。署名済みの取引が署名端末にQRコードとして表示され、それをPC側で読み取って送信します。鍵は一度も端末の外に出ません。
USB接続型のハードウェアウォレットも鍵は外に出しませんが、USBというデータ経路が存在する以上、ファームウェアやドライバの脆弱性を突かれる余地は残ります。エアギャップ方式は、その経路自体を物理的になくす設計です。KeystoneやAirGap Vault、SDカードを使うColdcardなどがこの方式を採用しています。
重要なのは、この方式でも「何に署名するか」の確認は人間の仕事だという点です。署名端末の画面に表示される送金先アドレスと金額を、自分が意図したものと照合しなければ、PC側のマルウェアが差し替えた宛先にそのまま署名してしまいます。画面が小さくても、最低限アドレスの先頭と末尾は確認してください。
注意点
- · 署名端末の画面で宛先と金額を確認しなければ、エアギャップの意味がなくなる
- · 署名端末のファームウェア更新も、公式の手順と署名検証を経て行う
- · 署名端末を一度でもネットに接続すると、エアギャップの前提は崩れる