The Graph(ザ・グラフ / GRT)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
The Graphは、ブロックチェーン上のデータを検索しやすい形に整理して提供する仕組みです。アプリ開発者は、自前でノードを動かして履歴を解析する代わりに、整理済みのデータをGraphQLで問い合わせられます。GRTはこの索引作成と提供を担う参加者への支払いとステーキングに使われます。
要点
- チェーン上のイベントを索引化し、GraphQLで問い合わせられるようにする
- 索引の定義はサブグラフと呼ばれ、誰でも作成して公開できる
- 索引を運用するIndexer、品質を示すCurator、委任するDelegatorの三つの役割がある
- 当初は運営が提供するホスト型サービスが中心だったが、分散ネットワークへ移行した
定義
ブロックチェーン上のデータを索引化し、アプリからの問い合わせに応える分散型のインデックスネットワーク。
ブロックチェーンは取引を時系列で積み上げる構造のため、「このアドレスが保有するNFTの一覧」のような問い合わせを直接行うのが困難です。アプリ開発者は従来、自前でノードを動かして全履歴を解析し、独自のデータベースを作る必要がありました。The Graphはこの作業を共通化するために作られました。
仕組みの中心にあるのがサブグラフです。どのコントラクトのどのイベントを拾い、どんな形のデータとして保存するかを定義したもので、誰でも書いて公開できます。公開されたサブグラフはネットワーク上のIndexerが取り込んで索引を構築し、アプリからのGraphQL問い合わせに応えます。
参加者は三つの役割に分かれます。索引を運用して問い合わせに応えるIndexer、どのサブグラフが価値を持つかをGRTの預け入れで示すCurator、そして自分でノードを持たずにIndexerへGRTを委任するDelegatorです。問い合わせ料はこれらの参加者に分配されます。
運営当初は、財団が無償で提供するホスト型サービスで多くのアプリが動いていましたが、その後、分散ネットワークへの移行が進められ、ホスト型は終了しました。現在はネットワーク上のIndexerが提供する形が基本になっています。
注意点
- · サブグラフの内容は作成者に依存する。誤った定義は誤ったデータを返すため、利用前に確認が必要
- · 索引の更新はチェーンの最新ブロックに追随する必要があり、遅延が生じる場合がある
- · CuratorやDelegatorとして預け入れる場合、預入・引き出しに手数料や待機期間が設定されている
よくある質問
アプリを使うだけの利用者にも関係がありますか?
直接操作することはほとんどありません。ただし、利用しているDeFiやNFTのアプリが表示する残高や履歴の裏側でこの仕組みが使われていることがあります。