Render(レンダー/RENDER)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
Render Networkは、3DCGのレンダリングなどGPUを必要とする処理を、遊休GPUを持つ提供者に分散して依頼するためのネットワークです。3DレンダリングソフトOctaneRenderを手がけるOTOYが立ち上げました。トークンは当初イーサリアム上のRNDRとして発行され、2023年にSolanaへ移行しています。
要点
- 遊休GPUを貸し出す提供者と、レンダリング処理を依頼する制作者をつなぐ市場
- 3Dレンダリングソフトの開発企業OTOYが立ち上げた経緯を持つ
- 支払いはトークンで行われ、依頼側は作業量に応じて支払う
- 2023年にイーサリアムからSolanaへトークンとネットワーク運用を移行した
定義
GPUを使う描画・計算処理を、遊休GPUの提供者に分散して委託し、トークンで対価を支払う分散型のレンダリングネットワーク。
映像制作や建築ビジュアライゼーションでは、1カットの描画に膨大な計算時間がかかります。制作会社は自前でGPUを並べるか、クラウドのレンダーファームを借りるかを選ぶことになりますが、どちらも費用と手配の負担があります。Render Networkは、世界中で遊んでいるGPUをその受け皿にしようという発想です。
依頼者はシーンデータを提出し、ネットワークがそれを分割して複数の提供者に割り当てます。提供者は自分のGPUで処理を実行し、結果を返します。処理の難度と量に応じた単価が設定され、支払いはトークンで行われます。
この設計で難しいのは、提出した制作物の権利をどう守るかと、返ってきた結果が正しいかをどう確かめるかです。ネットワークでは提供者に評価を蓄積させ、信頼度に応じて扱える案件を分ける仕組みや、透かしを使った検証の仕組みが導入されてきました。
2023年にはトークンの規格と運用がSolanaへ移行しました。同時に、トークンの発行と消却を処理量に連動させる方式(Burn and Mint Equilibrium)へ切り替えられています。近年は3Dレンダリングに限らず、機械学習の推論など汎用のGPU処理も対象に広げる動きがあります。
注意点
- · 処理を依頼できる量は、その時点で参加しているGPU提供者の数と性能に左右される
- · 制作中の映像データを外部の端末で処理させるため、機密性の高い案件では扱いに注意が必要
- · トークンの規格移行にあたっては保有者側の手続きが必要だった経緯があり、古い規格のまま保管していると扱えない場合がある
よくある質問
自分のPCのGPUを貸して報酬を得られますか?
提供者として参加する仕組み自体はありますが、対応するGPUの条件や登録の手順が定められています。参加要件は公式のドキュメントで確認してください。