EigenLayer(アイゲンレイヤー/EIGEN)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
EigenLayerは、イーサリアムにステーキングされたETHを、他のサービスの安全性の担保にも同時に使えるようにするプロトコルです。この仕組みを「リステーキング」と呼びます。担保を提供する側は追加の報酬を得られる一方、複数のサービスに対して没収(スラッシュ)の対象を負うことになります。
要点
- イーサリアムにステーキング済みのETHを、他のサービスの担保として再利用する
- 担保を利用する側のサービスはAVS(能動的検証サービス)と呼ばれる
- 担保の提供者は、運用を担うオペレーターに委任する形で参加できる
- EIGENは2024年に配布されたトークンで、プロトコルに関わる用途を持つ
定義
イーサリアムにステーキングされた資産を、他の分散型サービスの経済的な安全性の担保としても利用できるようにするリステーキング・プロトコル。
新しい分散型サービス、たとえば独自のデータ可用性レイヤーやオラクル、ブリッジの検証ネットワークを立ち上げるには、不正を働けば損をするだけの経済的な担保を集める必要があります。独自トークンでこれを一から用意するのは難しく、立ち上げ時ほど担保が薄くなります。
EigenLayerはこの問題に対し、すでにイーサリアムに預けられている担保を貸し出すという解を示しました。ステーキング済みのETHや、その預り証トークンをプロトコルに預けると、その担保を利用したいサービス(AVS)に対して割り当てられます。
担保の提供者自身が検証作業を行う必要はなく、オペレーターと呼ばれる運用主体に委任できます。オペレーターは各AVSが求める処理を実行し、正しく動かなければ、委任された担保が没収される可能性があります。報酬はAVSから支払われ、オペレーターと担保提供者で分け合います。
EIGENトークンは2024年に配布されました。このトークンには、チェーン上のデータだけでは正否を判定できない種類の不正に対して、コミュニティの判断で対処するための役割が想定されています。プロトコルの機能は段階的に有効化されてきた経緯があるため、どの機能が現時点で稼働しているかは公式情報で確認が必要です。
注意点
- · 同じ担保が複数のサービスに割り当てられるため、条件が重なると想定を超える没収が起きうる
- · オペレーターに委任する形では、自分が選んだ相手の運用ミスがそのまま自分の損失になる
- · リキッドステーキングのトークンを経由する場合、イーサリアムのステーキング・そのプロトコル・EigenLayerと、リスクが層状に積み重なる
よくある質問
リステーキングは通常のステーキングより有利ですか?
追加の報酬が発生しうる一方で、担保が没収される条件も増えます。得られるものと負う条件の両方が増える仕組みであり、単純に有利・不利で比べられる性質のものではありません。