Conflux(コンフラックス/CFX)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
Confluxは、中国の研究者らが設計したパブリックブロックチェーンで、2020年に稼働を開始しました。ブロックを1本の鎖ではなく有向グラフとして並べるTree-Graphという構造を採り、Proof of WorkとProof of Stakeを組み合わせています。中国国内の規制環境を前提に運営されてきた点が特徴です。
要点
- ブロックを直列でなくグラフ状に取り込み、後から順序を決めるTree-Graph構造
- Proof of WorkにProof of Stakeによる確定性の補強を組み合わせている
- EVM互換の実行環境「eSpace」と、独自形式の「Core Space」が並存する
- 中国国内で研究機関と連携しながら開発が進められてきた経緯がある
定義
ブロックを有向非巡回グラフとして取り込み、後から全順序を決定することで処理能力を高めるProof of Work基盤のブロックチェーン。
Proof of Workのチェーンでは、同時に複数のブロックが作られると1本を残して捨てられます。捨てられるブロックの分だけ計算と帯域が無駄になり、処理能力の上限にもなります。Confluxはこの点に着目し、同時に生まれたブロックを捨てずに取り込む構造を採りました。
Tree-Graphでは、各ブロックが親ブロックだけでなく、その時点で見えている他のブロックへの参照も持ちます。結果としてブロックは有向非巡回グラフを形成し、あらかじめ定められた規則によって全体の順序が確定します。捨てられるブロックが減るため、同じセキュリティ水準でより多くの取引を処理できるという主張です。
確定性を補うため、Proof of Stakeによる層が後から追加されました。ステークした参加者の投票によって、一定以前のブロックが巻き戻らないことを保証する仕組みです。Proof of Workだけでは確率的にしか確定しない点を補う設計になっています。
アプリケーション面では、独自形式のCore Spaceと、既存のイーサリアム向けツールがそのまま使えるeSpaceが用意されています。中国国内で実証事業に採用された例が公表されており、同国の制度を前提とした運用が続けられてきた点が他のパブリックチェーンと異なります。
注意点
- · 特定の国の政策や規制方針の影響を受けやすく、方針変更がプロジェクトの活動範囲に直結しうる
- · Core SpaceとeSpaceは別のアドレス体系を持ち、誤って送ると資産を失う可能性がある
- · Tree-Graphは他チェーンと構造が異なるため、ブロックエクスプローラーや監査手法の前提も異なる
よくある質問
Core SpaceとeSpaceはどう使い分けますか?
eSpaceはMetaMaskなどイーサリアム向けのツールがそのまま使える環境で、Core Spaceは独自のアドレス形式とウォレットを使います。アドレスの形式が違うため、送金先がどちらの空間かを必ず確認してください。