BNB(ビーエヌビー)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
BNBは、暗号資産取引所Binanceが2017年に発行したトークンで、当初はイーサリアム上のERC-20として発行されました。現在はBNB Chainという独立したブロックチェーンのネイティブ通貨であり、取引所での手数料割引とチェーン上の手数料支払いの両方に使われます。特定の企業と結びつきが強い点が、他のパブリックチェーンの通貨と大きく異なります。
要点
- Binance取引所の手数料割引という実用から出発したトークン
- 現在はEVM互換のBNB Smart Chainのガス代として使われる
- 定期的にトークンを消却(バーン)する仕組みが設けられている
- 発行体・主要な利用先がともに単一企業に集中している
定義
Binanceが発行し、BNB Chain のガス代・取引所手数料の支払いなどに使われるトークン。
BNBが最初に解決しようとしたのは、取引所の手数料を下げたい利用者の要求です。BNBで手数料を支払うと割引が適用されるという単純な設計で、2017年のトークンセールを通じて配布されました。この時点ではイーサリアム上のERC-20トークンであり、独自のチェーンは持っていませんでした。
2019年にBinance Chainへ移行し、続いてスマートコントラクトを実行できるBinance Smart Chain(現在のBNB Smart Chain)が稼働しました。BNB Smart ChainはEVM互換で、イーサリアム向けに書かれたコントラクトをほぼそのまま動かせます。合意形成はProof of Staked Authorityと呼ばれる方式で、選出された少数のバリデーターがブロックを生成します。バリデーター数を絞ることで手数料と確定時間を抑えていますが、その分、分散性は限定的です。
実際の用途は、取引所での手数料支払い、BNB Chain上のDEXやレンディングの利用、ゲームやNFTアプリのガス代などです。手数料の安さから、少額を頻繁に動かす用途や新興国の利用者に使われてきました。また、発行総量を減らすための消却が定期的に実施されており、その仕組みと実績はBinanceが公開しています。
注意すべきは、BNBの価値と利便性が事業会社としてのBinanceの状況に強く依存する点です。2023年にはBinanceが米国当局との間で金融犯罪防止法違反に関する司法取引に至り、当時のCEOが有罪を認めて退任しました。こうした規制上の出来事がチェーンやトークンの扱いに影響しうることは、構造として理解しておく必要があります。
注意点
- · 発行体が単一の事業会社であり、その経営・規制上の問題がトークンに直接影響しうる
- · バリデーターの数が限られており、パブリックチェーンとしての分散性は高くない
- · 手数料が安いためコピー品や詐欺的なトークンの発行も多く、コントラクトの確認が欠かせない
よくある質問
BNBはBinanceを使わないと意味がありませんか?
いいえ。BNB Chain上のアプリを使う際のガス代として必要になるため、取引所を使わなくても用途があります。ただし需要の相当部分が取引所関連であることは事実です。