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Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ/BCH)とは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

Bitcoin Cashは2017年8月に、ビットコインからハードフォークして分岐したブロックチェーンです。ブロックサイズの上限を引き上げ、取引を台帳上で直接処理して手数料を低く保つ方針を採りました。ビットコインと同じ発行上限とProof of Workを持ちますが、別のネットワークとして独立に稼働しています。

要点

  • ブロックサイズの上限をめぐる論争の末、2017年に分岐して誕生した
  • 台帳上で直接処理する(オンチェーン・スケーリング)方針を採る
  • ビットコインと同じSHA-256のProof of Workで、採掘の計算量は小さい
  • 2018年にさらにBitcoin SVが分岐し、2023年にトークン機能が追加された

定義

ブロックサイズの上限を引き上げ、取引を台帳上で処理することを重視した、ビットコインから分岐したブロックチェーン。

2017年前後のビットコインでは、利用者の増加に伴って送金の手数料が上がり、確定に時間がかかる状況が生じていました。対処の方向性として、ブロックの容量そのものを大きくする案と、取引データを圧縮したうえで別の層(Lightning Networkなど)で処理する案が対立し、合意に至りませんでした。Bitcoin Cashは前者の立場を採る人々によって、ハードフォークという形で分岐しました。

技術的な中心はブロックサイズです。ビットコインの1MB相当という制約に対し、Bitcoin Cashは大幅に大きなブロックを許容します。1ブロックに多くの取引が入るため混雑が起きにくく、手数料が低い状態が続いています。合意形成はビットコインと同じSHA-256のProof of Workで、発行上限も同じ2,100万枚として引き継いでいます。

分岐後も方針をめぐる対立は続き、2018年11月にはBitcoin SVがさらに分岐しました。2023年にはCashTokensという仕組みが導入され、独自トークンの発行や簡易なコントラクトが可能になっています。

実際の用途は、低コストの送金と少額決済が中心です。対応する決済代行サービスやウォレットが存在し、店舗決済の実験も行われてきました。ビットコインとは思想と技術的選択が異なる別のネットワークであることを、まず押さえてください。

注意点

  • · 採掘の計算量がビットコインより大幅に小さく、51%攻撃への耐性という点では条件が異なる
  • · 名称が似ているため混同されやすいが、ビットコインとは互換性のない別チェーンである
  • · 過去に複数回のハードフォークが起きており、同系統を名乗る別トークンが存在する

よくある質問

  • ビットコインのアドレスに送っても届きますか?

    別のネットワークのため、届きません。アドレス形式が似ている場合があり誤送信の事故が起きているので、必ず対応ネットワークを確認してください。

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