Aave(アーベ)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
Aaveは、暗号資産を預けて金利を受け取り、別の資産を担保付きで借りられるレンディングプロトコルです。2017年にETHLendとして始まり、2018年に現在の名称へ変更されました。貸し借りはすべてスマートコントラクトが自動で処理し、審査や仲介者は介在しません。
要点
- 借入額を上回る担保を預ける「過剰担保」が前提の設計
- 金利は資金の利用率に応じて自動的に変動する
- 同一取引内で借りて返す「フラッシュローン」という機能を持つ
- 担保価値が基準を下回ると、第三者によって自動的に清算される
定義
利用者が預けた資産をプールし、過剰担保を条件に誰でも借入ができるようにした、スマートコントラクトによる貸借プロトコル。
Aaveが扱う課題は、暗号資産を保有したまま資金を調達したい、あるいは遊んでいる資産に金利をつけたい、という需要です。銀行の融資では返済能力の審査が必要ですが、身元の確認ができない環境ではそれができません。そこでAaveは、審査の代わりに担保を要求する設計を採りました。
利用者は資産をプールに預け、その証としてaTokenと呼ばれるトークンを受け取ります。aTokenの残高は時間とともに増え、これが受け取る金利にあたります。借りる側は、預けた資産を担保として、その一定割合までを別の資産で借りられます。金利は固定ではなく、プールの資金がどれだけ借りられているかという利用率から自動的に算出されます。
特徴的な機能がフラッシュローンです。これは、借りて使って返すまでを1つの取引の中で完結させれば、担保なしで借りられるという仕組みです。取引の最後に返済できていなければ、その取引全体がなかったことになるため、貸し手は損をしません。裁定取引や担保の入れ替えに使われる一方、プロトコルの脆弱性を突く攻撃にも利用されてきました。
担保の価値が下がり、借入額に対する比率が基準を下回ると、ポジションは清算されます。清算は誰でも実行でき、実行者は割引価格で担保を取得できるため、市場の参加者によって自動的に処理されます。この判定にはオラクルが提供する価格が使われます。
注意点
- · 担保にした資産の価格が下がると清算され、担保の一部を失う。相場が急変する局面では特に起こりやすい
- · オラクルの価格が異常な値になった場合、不当な清算や過剰な借入が発生しうる
- · 預けた資産はプロトコルのコントラクトに置かれるため、脆弱性が見つかれば失う可能性がある
よくある質問
借りたら返済期限はありますか?
期限はありません。担保比率を基準より上に保っている限り借り続けられます。ただし金利は継続的に加算され、担保比率が悪化すれば清算されます。