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ラップドトークンとは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

ラップドトークンは、ある資産を担保として別のチェーンや別の規格の上で発行される代替表現です。ビットコインをイーサリアム上で扱うWBTCが代表例です。価値を裏付けているのは預かり手であり、その預かり手の信用がそのままリスクになります。

要点

  • 元の資産を預けて別形式のトークンを発行する
  • 1対1で裏付けられるのが基本設計
  • 預かり手や橋渡しの仕組みが単一障害点になる
  • WETHのように同一チェーン内の規格統一にも使う

定義

元の資産を預託または固定したうえで、それと同量を表す代替トークンを別のチェーンや規格上で発行したもの。償還時には預けた資産と交換される。

ビットコインはイーサリアムのスマートコントラクトから直接扱えません。そこで、ビットコインを管理者に預け、その裏付けのもとイーサリアム上でERC-20トークンを発行します。これがWBTCの基本構造で、預けた分だけ発行され、償還すると発行分は焼却されます。

同じチェーン内でも使われます。イーサリアムのETHはERC-20ではないため、ERC-20を前提に作られたDEXや貸借プロトコルでそのまま扱えません。ETHをコントラクトに預けてERC-20のWETHを受け取ることで、他のトークンと同じ処理経路に乗せられます。こちらは預かり手が特定企業ではなくコントラクトです。

リスクの所在は方式ごとに異なります。特定企業が保管する方式ではその企業の破綻や不正が、コントラクトやブリッジが保管する方式ではそのコードの脆弱性が、それぞれ裏付け喪失の原因になります。裏付け資産が実在するかを第三者が検証できる形で公開しているかは、確認すべき点の1つです。

注意点

  • · 裏付け資産の管理者が破綻・不正を起こせば、ラップドトークンの価値の根拠が失われる
  • · ブリッジの脆弱性を突いた不正発行は、過去に大規模な被害が発生している
  • · 同じ名前でも発行体が異なるラップドトークンがあり、互換性はない

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