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検証可能な証明書(VC)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
検証可能な証明書は、発行者が署名した電子的な証明で、受け取った側が発行者に問い合わせずに真偽を確かめられます。卒業証明や資格の証明などが想定用途です。署名で分かるのは「発行者が確かに出したこと」までで、書かれた内容が事実かは発行者の信頼性に依存します。
要点
- 発行者の署名付きで、問い合わせ不要で検証できる
- 本人が保持し、提示先を自分で選べる
- 必要な項目だけを示す選択的開示ができる
- 内容の正しさは発行者の信頼性に依存する
定義
発行者が内容に電子署名した証明データ。受け取り手は発行者の公開鍵で署名を検証することで、改ざんされていないことと発行元を確認できる。W3Cが仕様をまとめている。
紙の証明書は、押印や透かしで本物らしさを示していました。電子的な証明書では、発行者が内容にまとめて署名します。受け取った側は発行者の公開鍵で署名を確かめるだけでよく、発行元に照会する手間も、照会先が落ちているリスクもありません。
本人が持ち歩く形になるので、提示先を自分で選べます。仕様によっては、生年月日そのものを見せずに「18歳以上である」という事実だけを証明する、といった選択的開示もできます。渡す情報を必要最小限に抑えられるのが設計上の狙いです。
証明書の失効をどう伝えるかは実装が分かれるところです。資格の取り消しや有効期限の変更を検証者に伝える必要があるため、失効リストを公開する方式や、短い有効期限を設けて再発行する方式などが使われます。いずれも運用の負担と即時性のあいだの選択になります。
注意点
- · 署名が正しくても、書かれた内容が事実かどうかは別の話
- · 失効の確認方法が用意されていない証明は、取り消し後も有効に見えることがある
- · 証明書の実体をチェーン上に置くと、個人情報が消せない形で残る