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トランザクション処理能力とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 4 分
結論
処理能力は、そのチェーンが単位時間あたりに処理できる取引の量で、TPS(1秒あたりの取引数)で表されます。ブロックの容量とブロック間隔で上限が決まり、取引の中身によっても変わります。公称値と実運用での値は一致しないことが多く、数字だけの比較は誤解を招きます。
要点
- ブロック容量とブロック間隔から上限が決まる
- 取引の複雑さによって実際の件数は変わる
- 公称TPSは理想条件での上限値であることが多い
- 上限に達すると手数料の競争が起きる
定義
ブロックチェーンが一定時間内に処理できる取引の量。1秒あたりの取引数(TPS)で表すことが多い。
上限の考え方は単純です。1ブロックに入る容量を、ブロック間隔で割ればおおよその値が出ます。ビットコインは約10分に1ブロックで容量に上限があるため、1秒あたりの件数は限られます。イーサリアムはブロックごとのガス上限が容量にあたり、送金だけの取引とコントラクト実行では消費量が大きく違います。
そのため「このチェーンは何TPS」という数字は、どんな取引を前提にしたかで変わります。単純送金だけを並べたテスト環境の値と、実際のDeFi利用が混ざった状態の値は一致しません。実測値は混雑状況で変動するため、特定の数値を固定の性能として扱うのは適切ではありません。
処理能力を上げる方向は大きく2つあります。1つは基盤チェーン自体の容量を増やす方法、もう1つは取引をチェーンの外でまとめ、結果だけを書き込むロールアップやステートチャネルの方法です。イーサリアムは後者を中心に据え、基盤側はデータの置き場として使う設計を進めてきました。
注意点
- · 公称TPSはテスト環境の上限であることが多く、実運用の性能を保証しない
- · 処理能力が高いことは、分散性や検証の容易さと引き換えになっている場合がある
- · 混雑時の実測値は変動するため、特定の数値を根拠に優劣を断定しない