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ステートチャネルとは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

ステートチャネルは、参加者どうしが資金をロックした上で、やり取りをチェーンの外で署名し合い、最後の結果だけをチェーンに書き込む仕組みです。途中の取引は手数料も確認待ちも発生しません。ビットコインのライトニングネットワークが代表例です。

要点

  • 参加者間の更新をチェーン外で署名し合う仕組み
  • 開設と清算の2回だけチェーンに記録する
  • 途中の更新は即時で手数料がかからない
  • 相手の不正には期限内の異議申し立てで対抗する

定義

複数の当事者が資金をスマートコントラクトに預けた上で、その配分の更新を当事者間の署名だけで繰り返し、最終状態のみをチェーンに反映する仕組み。

仕組みは預り金つきの貸し借りメモに似ています。まず2者が一定額をロックする取引をチェーンに書きます。以後は「現在の配分はAが0.6、Bが0.4」といった状態に双方が署名して交換するだけで、何百回更新しても手数料はかかりません。最後に最新の状態をチェーンに提出して清算します。

不正の防止には時間の猶予が使われます。相手が古い(自分に有利な)状態を提出しようとしても、一定期間内にもう一方がより新しい署名を提示すれば、古い主張は退けられます。ライトニングネットワークでは、この異議申し立ての結果として不正側が資金を失う設計になっています。

ライトニングでは、直接チャネルを開いていない相手にも、チャネルを経由して支払いを中継できます。ただし経路上に十分な資金が置かれている必要があり、送金額や方向によっては経路が見つからないことがあります。相手が常に多数になる用途には向かず、継続的な取引相手がいる場合に効果が大きい仕組みです。

注意点

  • · 異議申し立ての期間中にオフラインだと、古い状態で清算されて損をする可能性がある
  • · チャネルにロックした資金は、清算するまで他の用途に使えない
  • · 経路の流動性が不足していると送金が失敗する。残高があっても常に送れるとは限らない

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