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トークンの配分を確認する

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
6 分

結論

トークンの配分は、プロジェクトの公開ドキュメントに書かれた計画と、チェーン上の実際の残高の両方を見て確認します。書かれた円グラフだけでは、その通りに運用されているかは分かりません。将来の解除(アンロック)予定は、今後の供給が増える時期を知るための重要な情報です。

要点

  • 確認する順序は、公開ドキュメントの計画 → 該当アドレスの実残高 → 解除スケジュール
  • 流通量と総発行量の差が、これから市場に出うる分量にあたる
  • ベスティング契約に入っているか、単に動かしていないだけかは意味が違う
  • 配分が分かっても、価格や事業の成否は分からない

定義

発行されたトークンが、チーム・投資家・コミュニティ・財団などにどう割り当てられ、どの期間をかけて解除されるかの構成のこと。

出発点は、プロジェクトが公開しているドキュメントです。ホワイトペーパーやトークンの説明ページに、割当先ごとの比率と、それぞれのロック期間・解除スケジュールが記載されていることがあります。記載がない、あるいは比率だけで期間の説明がない場合、その時点で確認できる範囲が限られると理解してください。

次に、書かれている配分に対応するアドレスがチェーン上で確認できるかを見ます。プロジェクトによっては、財団やベスティング用のコントラクトのアドレスを公開しています。公開されていれば、エクスプローラーでその残高を見て、ドキュメントの数字と大きく食い違っていないかを確かめられます。アドレスがまったく公開されていない場合、配分の説明は検証できない主張のままです。

そのうえで、解除スケジュールを時間軸で見ます。多くのプロジェクトでは、初期投資家やチームの分が数年かけて段階的に解除されます。解除の時期に供給が増えることは事前に分かる情報であり、分析サイトの中にはこの予定を一覧にしているものもあります。ただし一覧の数字は提供元がドキュメントを読んで入力したものなので、重要な判断に使う前に一次情報で裏を取ってください。

続いて、流通量と総発行量の関係を確認します。価格情報サイトに表示される時価総額は流通量に基づくのが一般的で、総発行量で計算した値とは大きく違うことがあります。どちらの数字を見ているのかを意識しないと、規模の感覚がずれます。用語としては、完全希薄化後の評価という考え方があり、今後すべてが流通した場合の比較に使われます。

最後に、分からないことです。配分の記載が実態と合っていても、割当先が売らない保証はありません。ロックが解除された後の行動は予測できませんし、記載されていない私的な合意が存在する可能性も排除できません。ここで得られるのは、供給がどう増えうるかという構造の把握であって、価格の見通しではありません。

注意点

  • · ドキュメントの円グラフは主張です。対応するアドレスがチェーン上で確認できるかを見てください
  • · 解除予定は変更されることがあります。日付を固定された事実として扱わないでください
  • · 配分が公平に見えることは、価格の安定や事業の成功を意味しません

よくある質問

  • 解除(アンロック)の前に価格は必ず下がりますか?

    決まった動きはありません。供給が増える予定は公開情報なので、すでに価格に織り込まれていることもあります。解除の規模、受け取る側の性質、その時点の市場環境によって結果は変わり、事前に断定できるものではありません。

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