保証されていないこと
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
暗号資産には元本保証がありません。預金保険制度の対象外であり、取引所が破綻した場合に預けた資産が全額戻る保証もありません。価格がいくらになるかについての保証も存在しません。この3点は、始めるかどうかを判断する前に必ず確認してください。
要点
- 元本は保証されない。支払った金額の全部を失う可能性がある
- 預金保険制度の対象ではなく、破綻時に一定額が払い戻される仕組みはない
- 取引所が破綻した場合、預けた資産が戻らない可能性がある
- 価格が一定の水準を保つという保証はどこにも存在しない
定義
暗号資産およびその保管に関して、制度上も契約上も約束されていない事項のこと。元本の維持、破綻時の払い戻し、価格の水準がこれに含まれます。
第一に、元本が保証されていません。銀行預金であれば、預けた金額は名目上は減りません。暗号資産は購入した時点で価格変動にさらされ、下落すればその分だけ資産が減ります。下落幅に制度上の下限はなく、過去には取り扱いが終了して実質的に価値がなくなった銘柄もあります。「支払った金額の全部を失う可能性がある」というのは、誇張ではなく起こりうる結果です。
第二に、預金保険制度の対象ではありません。銀行が破綻した場合には、預金保険機構によって一定額までの預金が保護される仕組みがあります。暗号資産にはこれに相当する制度がありません。取引所に預けている日本円についても、銀行預金と同じ保護が及ぶとは限らないため、事業者の説明を確認してください。
第三に、取引所が破綻した場合に資産が戻る保証がありません。国内の登録事業者には顧客資産を自社の資産と分けて管理することが求められていますが、それは倒産時に全額が速やかに返還されることを意味しません。過去には、経営が破綻した事業者に預けていた資産が長期間引き出せず、最終的に一部しか戻らなかった例があります。海外の無登録事業者であれば、戻らないと考えたほうが現実的です。
第四に、価格の保証がありません。発行上限があること、大手企業が参入したこと、著名人が保有を表明したこと、いずれも将来の価格を保証しません。「元本保証」「必ず値上がりする」「月利◯%」といった説明を行う相手は、事実と異なることを述べているか、詐欺である可能性が高いと考えてください。
注意点
- · 「元本保証」をうたう暗号資産の勧誘は、詐欺を強く疑ってください
- · 取引所に置いたままの資産は、事業者の信用リスクを負っている状態です
- · 分別管理は行われていても、破綻時の全額返還を意味しません
よくある質問
取引所に置いたままにするのと、自分で保管するのとではどちらが安全ですか?
どちらにも別の種類のリスクがあります。取引所に置けば事業者の破綻や出金停止の影響を受け、自分で保管すれば秘密鍵の紛失や盗難の責任をすべて自分で負います。どちらかが安全という答えはありません。