最初の一歩を小さくする
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
始めると決めた場合でも、最初にまとまった金額を動かす理由はありません。口座開設とセキュリティ設定だけを済ませて止める、送金は最小額で試すなど、段階を分けることで、誤操作や勘違いによる損失を小さくできます。小さく始めることは、利益を狙う手法ではなく、失い方を減らすための手順です。
要点
- 口座開設とセキュリティ設定だけで一度止めてよい
- 送金は必ず最小額のテストから行う
- 操作に慣れることと、金額を増やすことは別の話
- 小さく始めても、価格の下落による損失はなくならない
定義
暗号資産を扱い始める際に、口座開設・入金・購入・送金といった工程を分割し、各段階を最小の金額で確認しながら進める手順のこと。
手順を分けることには明確な意味があります。暗号資産の操作で起きる損失の多くは、価格ではなく操作に起因します。送金先アドレスの誤り、対応していないネットワークの選択、二段階認証の設定漏れ。これらは、大きな金額でいきなり実行したときに取り返しがつかなくなります。
最初の段階は、口座開設とセキュリティ設定だけです。二段階認証を設定し、パスワードを他のサービスと使い回していないことを確認し、出金先のアドレスを登録する仕組みがあれば設定します。ここで一度止めて構いません。購入しないまま口座を持っている状態は、何も問題のない状態です。
送金を行う場合は、必ず最小額でのテストから始めてください。少額を送り、着金を確認してから、必要な分を送る。手数料は二重にかかりますが、宛先を間違えて全額を失う事故と比べれば、はるかに小さい負担です。この手順は、慣れた人ほど省略せずに実行しています。
注意しておきたいのは、小さく始めることが損失を防ぐわけではないという点です。操作ミスによる損失は減りますが、価格が下がれば、その割合に応じて資産は減ります。また、操作に慣れたことを理由に金額を増やしていくと、結果として当初の想定を超えた金額を抱えることになります。金額の上限は、慣れとは無関係に、最初に決めた基準のまま維持してください。
注意点
- · 小さく始めても、価格変動による損失は避けられません
- · 操作に慣れたことを金額を増やす根拠にしないでください
- · テスト送金を省略すると、宛先の誤りが全額の損失になります
よくある質問
口座だけ作って何も買わないのは意味がないですか?
問題ありません。口座を持つこと自体は購入の義務を生じさせません。設定だけ済ませて、判断が固まるまで何もしないという状態は、むしろ落ち着いて考えられる状態です。