まず少額で送って試す
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
新しい宛先へ初めて送るときは、まず少額を送って着金を確認してください。ブロックチェーンの送金は取り消せません。数百円の手数料で、全額を失う失敗を防げます。
要点
- 送金先アドレスの誤り・チェーンの取り違えは、原則として取り返せない
- テスト送金で、アドレス・ネットワーク・取引所側の対応状況をまとめて確認できる
- 着金を確認してから本番の金額を送る。手数料は保険料と考える
- アドレスは手入力せず、コピー&ペースト後に先頭と末尾を目視で照合する
定義
新しい送金先へ本番の金額を送る前に、少額を送って着金を確認する手順。
送金の失敗には、取り返せないものがいくつかあります。アドレスを一文字間違える、別のチェーンのアドレスに送る、取引所が対応していないネットワークで出金する、コントラクトアドレスに直接送ってしまう。いずれも、送信された時点で確定します。運営者に連絡しても、多くの場合は復旧できません。そのため、確認の機会を送信前に自分で作る必要があります。
テスト送金の手順は単純です。最小単位に近い少額を送り、受け取り側で着金を確認し、その後に本番の金額を送る。これだけです。この一手間で、アドレスが正しいか、ネットワークの選択が合っているか、受け取り側が対応しているか、必要なメモ(宛先タグやメモIDを要求するチェーンもあります)が足りているか、まとめて検証できます。
アドレスの扱い方も併せて固めてください。手入力は事故の元なので、必ずコピー&ペーストします。そのうえで、貼り付けた結果の先頭数文字と末尾数文字を目視で照合してください。クリップボードの内容を書き換えるマルウェアや、履歴に似たアドレスを混ぜ込むアドレスポイズニングという手口があるため、「コピーしたから正しい」とは限らないからです。ハードウェアウォレットを使う場合は、本体の画面に出た宛先を必ず読みます。
テスト送金を省略してよい場面は、実質的にありません。額が大きいときはもちろん、初めて使うブリッジ、初めて出金する取引所、久しぶりに使う宛先でも実施してください。なお、着金を確認する際は、受け取り側の残高表示だけでなく、必要な承認数(コンファメーション)が済んでいるかも確認すると確実です。
注意点
- · チェーンを取り違えた送金は、原則として復旧できません
- · 宛先タグ・メモIDを要求するチェーンでは、それを忘れると着金しないことがあります
- · テスト送金が着金しても、その後に宛先を変更したら再度テストしてください
よくある質問
手数料が高いチェーンでもテスト送金をすべきですか?
送る金額が手数料の何倍もあるなら、実施する価値があります。手数料が送金額に対して無視できない場合は、手数料の安いチェーンで同じ宛先を検証する、または送金額自体を分割して段階的に送る方法もあります。