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クリップボード乗っ取りとは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
4 分

結論

クリップボード乗っ取りは、端末に入り込んだ不正なプログラムが、コピーした送金先アドレスを別のアドレスに差し替える攻撃です。画面上は正しくコピーしたつもりでも、貼り付けた文字列が変わっています。貼り付けた後に必ず全桁を照合する習慣が、最も効く防御になります。

要点

  • コピーしたアドレスが貼り付け時に差し替わる
  • 原因は端末に入り込んだ不正プログラム
  • 貼り付け後の全桁照合で気づける
  • 送金前にウォレットの確認画面でも再確認する

定義

端末に常駐する不正なプログラムがクリップボードを監視し、仮想通貨アドレスの形をした文字列を検知すると、攻撃者のアドレスに置き換えて貼り付けさせる攻撃。

仮想通貨のアドレスは長く、手入力せずコピーと貼り付けで扱うのが普通です。攻撃はその前提を利用します。不正プログラムはクリップボードの中身を監視し、アドレスらしい文字列が入った瞬間に、見た目の似た別のアドレスへ置き換えます。利用者の操作は何も変わらないため、違和感が出ません。

感染経路は、検索広告経由で入手した偽のウォレットアプリ、海賊版ソフト、拡張機能の乗っ取り、メール添付などが典型です。仮想通貨に関係ないきっかけで入った不正プログラムが、後から仮想通貨を狙う機能を持つこともあります。つまり普段の端末衛生がそのまま資産の防御になります。

実務的な防ぎ方は二段構えです。第一に、貼り付けた直後にアドレス全体を目視で照合すること。第二に、ハードウェアウォレットを使い、端末の画面ではなく機器側の画面に表示された送金先を確認してから承認することです。端末が汚染されていても、機器の画面は書き換えられません。

注意点

  • · 貼り付けた送金先は、先頭・末尾だけでなく全体を目視で照合してから送信する
  • · ウォレットアプリや拡張機能は、公式サイトと公式ストアのリンクからのみ導入する
  • · 高額の送金はハードウェアウォレットを使い、機器側の画面で送金先を確認して承認する

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