シードフレーズの保管
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 6 分
結論
シードフレーズはウォレットそのものです。知っている人は誰でも資産を動かせます。オフラインで物理的に保管し、どんなサービス・どんな人にも入力・開示しないでください。
要点
- シードフレーズを知る人は、そのウォレットの資産を自由に動かせる
- スマホの写真・クラウドメモ・メール下書きに保存しない
- 紙は火災・水濡れ・退色に弱い。金属プレートなど耐久性のある媒体も検討する
- 保管場所を分けて複数持つと、紛失には強くなるが漏洩の面は増える
定義
ウォレットの秘密鍵を復元するための、12〜24語程度の単語列。リカバリーフレーズ、ニーモニックとも呼ばれます。
シードフレーズは「パスワード」ではありません。パスワードは忘れても再設定できますが、シードフレーズは再発行の仕組みが存在しません。逆に言えば、この単語列さえあれば、どのウォレットアプリからでも同じ資産にアクセスできます。だから、失うと戻せず、漏れると即座に奪われます。この非対称な性質が扱いを難しくしています。
やってはいけない保管方法から押さえてください。スマートフォンで撮影する(クラウドに自動同期されます)、メモアプリやパスワードマネージャに打ち込む(アカウントが破られると同時に失われます)、自分宛にメールする、チャットに貼る、いずれも避けてください。オンラインに置いた時点で、そのフレーズは「いつか漏れるもの」として扱う必要があります。
現実的な保管は、紙に手書きするところから始まります。ただし紙は火災・水濡れ・インクの退色に弱いため、長期保有を前提にするなら金属プレートへの刻印など、耐久性の高い媒体を検討する価値があります。保管場所は他人の目に触れず、かつ自分が忘れない場所にしてください。金庫に入れて暗証番号を忘れる、という失敗も実際に起きています。
複数の場所に分けて保管するかは、紛失リスクと漏洩リスクのバランスです。1か所だけだと災害で失われ、コピーを増やすと見つかる確率が上がります。また、フレーズを分割して別々の場所に置く方式は、復元手順を自分が正確に再現できることが前提です。手順を複雑にしすぎて自分で復元できなくなるのは、盗難と同じ結果になります。いずれの方法でも、シードフレーズをウェブサイトやアプリに入力する場面は存在しません。
注意点
- · シードフレーズの入力を求めるサイト・アプリ・人物は、例外なく詐欺です
- · 一度でもオンラインに保存したフレーズは、新しいウォレットを作って資産を移してください
- · 家族や相続の観点で誰かに託す場合も、その人を完全に信頼できるかを前提に判断してください
よくある質問
ハードウェアウォレットを使えばシードフレーズの保管は不要ですか?
いいえ。ハードウェアウォレットも初期設定時にシードフレーズを生成します。端末が壊れたり紛失したりしたときに復元できるのはそのフレーズだけなので、保管は同じように必要です。