DeFiのポジションを記録する
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 7 分
結論
DeFiは預けた資産が別のトークンに置き換わることが多く、残高だけを見ても何がどこにあるか分かりません。預入・引出・受け取った証票トークンを、プロトコル名とともに記録してください。税務上の扱いは国税庁の案内と税理士にご確認ください。
要点
- 預入時に受け取る証票トークン(LPトークン等)の名称と数量を記録する
- どのプロトコルの・どのチェーンのポジションかを必ず書き添える
- 承認(approve)した相手のコントラクトも記録しておくと後で見直せる
- 税務上の取り扱いは取引の形態ごとに異なる。税理士に確認する
定義
DeFiプロトコルへの預入・借入・流動性供給などのポジションについて、預けた資産・受け取った証票・プロトコル名を記録しておくこと。
DeFiの記録が難しい理由は、資産が形を変える点にあります。流動性を供給すれば元の二銘柄は手元から消えてLPトークンになり、レンディングに預ければ利息が付く別のトークンが返ってきます。ウォレットの残高画面には見慣れない名前のトークンだけが並び、数か月後には自分でも何のポジションだったか思い出せません。
そこで、操作のたびに残すべき項目があります。日付、プロトコル名、チェーン名、預けた銘柄と数量、受け取った証票トークンの名称と数量、そしてトランザクションハッシュ。特にプロトコル名とチェーン名は、同じ名前のプロトコルが複数チェーンに展開されていることがあるため、両方書かないと後で特定できません。
引き出すときも同じ粒度で記録します。証票トークンを返して元の資産を受け取った日付、戻ってきた銘柄と数量、その差分。流動性供給では預けたときと引き出したときで銘柄の構成比が変わっていることがあり、この差分こそが記録の価値になります。あわせて、この間に受け取った報酬があればそれも別立てで残してください。
セキュリティの観点からは、承認(approve)の記録も役に立ちます。どのコントラクトに、どのトークンの、どれだけの権限を与えたか。この一覧があれば、あとから不要な承認を見直すときの起点になります。プロトコルに問題が起きたというニュースを見たとき、自分が関係しているかどうかをすぐ判断できるのも、この記録があるからです。
税務上の取り扱いは、スワップ・預入・引出・報酬受取のそれぞれで整理が異なり、制度で定められています。当サイトでは断定しません。最新の情報は国税庁の案内および税理士にご確認ください。
注意点
- · 本記事は一般的な整理であり、税務アドバイスではありません
- · 証票トークンを失うと、預けた資産を引き出せなくなる場合があります
- · DeFi取引の税務上の取り扱いは形態ごとに異なります。国税庁の案内および税理士にご確認ください
よくある質問
ポートフォリオ表示ツールがあれば記録は不要ですか?
現在の状況を見るには便利ですが、過去の時点の数値や、すでに解消したポジションは追えないことがあります。ツールの対応が終了する可能性もあるため、自分の記録は別に持っておくことをおすすめします。