送金先アドレス帳をつくる
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
よく使う送金先を一度だけ丁寧に確認し、アドレス帳として登録しておくと、毎回のコピー&ペーストで起きる事故を減らせます。登録時の確認を厳密にすることが、この仕組みの効き目を決めます。
要点
- アドレス帳は「毎回コピペする」状態をなくすための仕組み
- 登録時は少額のテスト送金で必ず着金を確認する
- 取引所側のホワイトリスト機能があれば併用する
- メモ/タグが必要な宛先は、その値もセットで登録する
定義
繰り返し使う送金先のアドレスを、名前・チェーン・必要なメモとともに登録しておく一覧。ウォレットや取引所の機能として提供されることもあります。
送金の事故で多いのは、難解な攻撃ではなく単純な取り違えです。似た文字列のアドレスを選んでしまう、過去の履歴から古いアドレスを拾ってしまう、チェーンを間違える。いずれも、送るたびにアドレスを探し直す運用から生まれます。アドレス帳は、この「探し直し」をなくすための道具です。
登録のときだけは手間をかけてください。相手から受け取ったアドレスを、公式の連絡手段でもう一度確認する。自分の別ウォレット宛てなら、受取側の画面に表示されたアドレスを直接読む。そして必ず少額のテスト送金を行い、着金を確認してから本番の金額を送ります。ここを省くと、間違ったアドレスが正しい顔をしてアドレス帳に居座ることになります。
登録する情報は、ラベル(誰の・何用か)、チェーン名、アドレス、必要ならメモやタグ、最後に確認した日付です。チェーン名を書いておくのは、同じ形式のアドレスが複数のチェーンで使えてしまう場合に、送り先のネットワークを取り違えないためです。メモやタグが必要な取引所宛ての送金は、その値が欠けると着金しないことがあるため、アドレスと同じ欄で管理します。
取引所に出金先ホワイトリストの機能があれば、あわせて使ってください。登録済みのアドレスにしか出金できない設定にしておくと、仮にアカウントが乗っ取られても、攻撃者は見知らぬアドレスへ直接送ることができません。アドレス帳は自分のミスを、ホワイトリストは他人の侵入を、それぞれ別の角度から防ぎます。
注意点
- · アドレス帳への登録前に、必ず少額のテスト送金で着金を確認してください
- · 過去の送金履歴からアドレスをコピーする運用は、アドレス汚染攻撃の標的になります
- · メモ/タグが必要な宛先で値を欠くと、着金しない場合があります
よくある質問
アドレス帳はどこに置くのが安全ですか?
ウォレットや取引所が提供するアドレス帳機能を使うのが基本です。別途ファイルで持つ場合も、公開情報であるアドレスのみを記載し、鍵に関わる情報は一切入れないでください。