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メタデータからの情報漏れとは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
4 分

結論

取引の中身を隠しても、送信した時刻や使ったアプリ、接続元といった周辺情報から利用者の姿は浮かび上がります。これをメタデータの漏れと呼びます。ブロックチェーンのプライバシーを考えるときは、台帳上の情報と同じくらい、この周辺情報に目を向ける必要があります。

要点

  • 中身を隠しても周辺情報から利用者像が推定される
  • 送信時刻の偏りは生活圏やタイムゾーンを示す
  • ウォレットの実装差が取引の形に現れる
  • 台帳外の情報と突き合わせると精度が上がる

定義

取引そのものの内容ではなく、その周辺に付随する情報から利用者の属性や行動が推測されること。送信時刻、接続元、利用ソフトウェアの特徴、取引の形式などが手がかりになる。

台帳に残る取引には、金額や宛先のほかにも多くの副次的な情報が含まれます。手数料の刻み方、出力の並び順、ロックタイムの設定、対応しているアドレス形式。これらはウォレットの実装ごとに癖があり、どのソフトウェアで作られた取引かをかなりの精度で言い当てられます。

時刻も強い手がかりです。取引がブロードキャストされた時刻を長期間集めると、その利用者が起きている時間帯が分かり、居住しているおおよその地域が絞られます。平日の昼だけ動きがある、週末に集中している、といった傾向も同じように読み取れます。

こうした断片は単独では弱いものの、組み合わせると効きます。台帳外の情報、たとえばSNSの投稿時刻、公開されたアドレス、フォーラムの発言などと突き合わせれば、精度はさらに上がります。プライバシーを考えるときは、台帳の外側にも同じだけの注意を向けておく価値があります。

注意点

  • · 秘匿機能のある通貨を使っても、メタデータの漏れは別に対処が必要になる
  • · 同じアプリ・同じ習慣で使い続けるほど、特徴が安定して読み取られやすい
  • · 台帳外の公開情報と結びつくと、推定の精度が大きく上がる

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