本人確認(KYC)の進め方
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
本人確認は、基本情報の入力 → 本人確認書類の撮影 → 顔の撮影 → 事業者の審査、という流れが一般的です。差し戻しの原因はほとんどが「書類と入力内容の不一致」と「撮影が不鮮明」の2つなので、住所を書類どおりに1文字ずつ写し、明るい場所で全体が入るように撮るだけで通りやすくなります。完了までの日数は事業者と混雑状況で変わります。
要点
- 入力する氏名・住所は、提出する書類の表記と完全に一致させる
- 書類は四隅が入り、光の反射や影で文字が潰れていない状態で撮る
- 有効期限が切れた書類、旧住所のままの書類は受け付けられない
- 本人確認でシードフレーズや秘密鍵を聞かれることは絶対にない
定義
暗号資産交換業者が法令にもとづいて利用者の身元を確認する手続き。書類と本人の照合が済むまで、入金や取引の機能は制限されるのが通常です。
手続きに入る前に、使う書類を1つ決めておきます。運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、在留カードなどが候補になりますが、事業者ごとに受け付ける書類の種類が異なります。どれが使えるかは申し込み先の案内で確認してください。選ぶときの基準は単純で、「有効期限内である」「現住所が記載どおりで、いま住んでいる場所と一致する」の2つを満たすものを選びます。引っ越し後に住所変更をしていない免許証は、この時点で候補から外してください。
次に基本情報を入力します。氏名、住所、生年月日、職業、取引の目的、投資経験といった項目が一般的で、これらは法令で確認が求められている事項なので、事業者が違っても聞かれる内容は似ています。ここで最も重要なのが住所の書き方です。「一丁目2番3号」と「1-2-3」は人間には同じに見えても、照合では不一致と扱われることがあります。書類に印字されているとおりに写してください。
撮影に進みます。近年は、書類の撮影と同時に顔の撮影(自撮り)を行い、オンラインで完結させる方式が主流です。方式の名称や画面の指示は事業者ごとに異なりますが、求められることは共通しています。書類の表・裏・厚みの分かる角度、そして顔の正面や指示された動作、といった順で撮っていきます。うまくいかないときは、カバーやケースから書類を出す、蛍光灯の真下を避ける、白い机の上に置く、といった単純な調整で改善することが多いです。
提出が終わると審査に入ります。結果はメールやアプリの通知で届きます。事業者によっては、転送不要郵便のハガキを自宅で受け取ることを最終確認としている場合があり、その場合は郵便の到着を待つぶん日数がかかります。混雑時期には想定より長引くこともあるので、「今日中に買いたい」という前提で予定を組まないほうが安全です。
審査の完了を待つあいだに、二段階認証を設定しておくことをおすすめします。資金が入る前に守りを固めるほうが順序として安全で、待ち時間を無駄にせずに済みます。設定の手順は「二段階認証の設定」で扱っています。
注意点
- · 他人になりすました申し込みや、口座の譲渡・貸与は犯罪です。「代わりに本人確認してあげる」という誘いは必ず断ってください
- · 本人確認書類の画像をSNSやチャットで送るよう求められても応じないでください。提出先は事業者の公式アプリ・公式サイトの画面のみです
- · 本人確認の名目でシードフレーズ・秘密鍵・パスワードを尋ねる連絡はすべて詐欺です。取引所がこれらを聞くことはありません
よくある質問
審査に落ちることはありますか?
あります。書類の不鮮明さや入力内容の不一致が理由であれば、修正して再提出できます。一方で、事業者の審査基準や法令上の理由で口座開設自体が認められないこともあり、その場合に詳しい理由が説明されないのは一般的です。