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保留中の送金を高速化する方法

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

保留のまま進まない取引は、同じ連番(ナンス)に対して手数料を上げた取引を出し直すことで、先に確定させられる場合があります。多くのウォレットには、この操作にあたる機能が用意されています。ただし確定済みの取引には使えず、必ず成功する方法でもありません。追加の手数料が必要になる点も理解して使ってください。

要点

  • 同じナンスで手数料を上げ直すことで、先に取り込まれることを狙う仕組み
  • 確定済みの取引には一切使えない
  • 上げた手数料は追加で発生する。元の手数料が返るわけではない
  • 混雑が原因なら、待つという選択も同じくらい有効

定義

まだ確定していない取引について、同じ連番で手数料を引き上げた取引を送り直し、そちらを先に取り込ませることで確定を早めようとする操作。

前提として、送信した取引はすぐにチェーンへ書き込まれるわけではありません。いったん待機の領域に入り、そこから採用されて初めて確定します。採用の優先度は支払う手数料の高さに影響されるため、混雑時に低い手数料で出した取引は、後回しにされ続けることがあります。これが「保留のまま動かない」状態です。

この状態を解消する考え方が、手数料の引き上げによる出し直しです。同じ送信元アカウントの取引には連番(ナンス)が振られており、同じ連番の取引は一つしか確定できません。そこで、同じ連番・同じ内容で、手数料だけを上げた取引を出します。ネットワークは手数料の高いほうを優先するため、そちらが先に取り込まれ、結果として早く確定します。連番の考え方は「ナンス」で扱っています。

操作自体は、多くのウォレットが用意している機能で行えます。保留中の取引を開くと、一般的には手数料を上げて再送信することを意味する項目が表示されます。名称や場所はアプリにより異なります。手動で同じ連番を指定して送り直す方法もありますが、連番を誤ると後続の取引がすべて詰まるため、機能が用意されているならそちらを使ってください。

限界も知っておく必要があります。第一に、すでに確定した取引には使えません。送金先を間違えたことに気づいて慌てても、確定していれば打つ手はありません。第二に、引き上げ幅が小さいとネットワークに受け付けられない場合があります。第三に、これは追加の負担です。元の手数料が返ってくるわけではありません。

実務的な判断としては、急ぐ理由があるかを先に考えてください。単に混雑しているだけで、期限のない送金なら、待てば確定することがほとんどです。一方、期限のある操作や、価格の動きに追随する必要がある場面では、引き上げに意味があります。なお、保留を解消したいだけで送金自体をやめたい場合は、「保留中のトランザクションをキャンセルする方法」を参照してください。

注意点

  • · 確定済みの取引は取り消しも変更もできません。高速化の機能は保留中の取引にのみ有効です
  • · 手数料の引き上げは追加の支払いです。繰り返すほど負担が積み上がります
  • · 手動で連番を指定する場合、値を誤ると後続の取引がすべて保留のまま止まります

よくある質問

  • 高速化の操作をしたのに、まだ確定しません。

    引き上げ幅が現在の水準に届いていない可能性があります。ブロックエクスプローラーで現在の手数料水準を確認し、必要なら再度引き上げてください。ネットワーク全体が極端に混雑している場合は、時間をおくほうが結果的に早いこともあります。

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