偽ウォレットアプリの見分け方
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
見分け方の中心は、アプリの見た目ではなく配布元の確認です。開発元の公式サイトを開き、そこに掲載されたリンクからストアへ進む。この順序を守れば、同名の偽アプリのほとんどを避けられます。レビューの数や星の数は買えるため、判断材料にしないでください。
要点
- 必ず公式サイトを起点にして、そこから配布先へ進む
- レビュー数・評価・ダウンロード数は偽装できる
- 開発者名・公開日・更新履歴・権限要求の不自然さを見る
- インストール直後にフレーズを求める設計はすべて偽物
定義
正規のウォレットを装い、入力されたシードフレーズや秘密鍵を送信させて資産を奪うことを目的に配布されるアプリを、事前に見分けること。
偽アプリの目的は単純です。あなたにシードフレーズを入力させることです。そのため、見た目は本物を丁寧に模倣しており、起動画面だけで見分けることはほぼできません。判断は、インストールする前の段階、つまり「どこから入手したか」で行います。
最も確実な手順は、開発元の公式サイトを先に開くことです。プロジェクトの正しいドメインをブックマークしておき、そこに掲載されているストアへのリンクからインストールします。検索結果の上位、とくに広告枠は避けてください。偽アプリの運営者は広告を出して上位に表示させます。SNSのDMやメールで送られてきたリンクも同様です。
ストアのページで見る点は、レビューの星ではありません。買える指標だからです。星5のレビューが短期間に大量に並んでいる、文面が似通っている、日本語が不自然、といったものは、むしろ偽装の兆候です。代わりに、開発者名が公式サイトの表記と一致しているか、初回公開日が不自然に新しくないか、更新履歴が継続しているか、要求される端末の権限が用途に対して過剰でないかを見てください。
配布形式にも注意が必要です。公式ストアを経由しない形式で配られるファイルを、案内されるままにインストールしないでください。「ストア版は制限があるので、こちらから入れてください」といった説明は、典型的な誘導です。パソコン向けの拡張機能も同様で、ブラウザの公式ストア以外から入れる場面は基本的にありません。
最後に、インストール後の見分け方を一つ。起動して最初に、既存のシードフレーズの入力を強く促す設計、あるいは新規作成を選ばせずフレーズの入力しか道がない設計であれば、それは偽物です。正規のウォレットは、新規作成と復元の両方を用意し、復元を選んだ場合にのみフレーズを扱います。少しでも違和感があれば、その場で削除し、公式サイトから入れ直してください。
注意点
- · レビュー数や高評価は購入できます。判断材料にしないでください
- · 公式ストアを経由しないファイルや、案内されたリンクからのインストールは避けてください
- · 起動直後にシードフレーズの入力しか道がないアプリは偽物です。直ちに削除してください
よくある質問
偽アプリにシードフレーズを入力してしまいました。どうすればいいですか?
そのフレーズに紐づく資産は、すでに危険な状態です。新しいウォレットを別の安全な端末で作成し、残っている資産を直ちに移してください。フレーズは変更できないため、移す以外の対処はありません。復旧を申し出る相手には応じないでください。