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ファイナリティとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
ファイナリティは、取引が「もう覆らない」と言える状態のことです。ビットコインはブロックが積み上がるほど覆る確率が下がる確率的ファイナリティ、イーサリアムは一定条件を満たすと明示的に確定する決定的ファイナリティを採ります。この違いは、いつ着金を信じてよいかに直結します。
要点
- 取引が覆らなくなる状態、またはその到達点
- 確率的ファイナリティは時間とともに確実性が増す
- 決定的ファイナリティは条件成立で明示的に確定する
- 取引所の必要確認数はこの考え方に基づく
定義
確定した取引が後から取り消されないことの保証。保証の性質により、時間経過で確率が高まる確率的ファイナリティと、条件成立で確定する決定的ファイナリティに分けられる。
ビットコインでは、どのブロックも理論上は覆る可能性があります。ただし覆すには、そのブロック以降を作り直して既存のチェーンを追い越す必要があり、積み上がったブロックが多いほど現実的でなくなります。6確認という慣行は、この確率が実用上無視できる水準になるという判断に基づいた目安です。
プルーフ・オブ・ステークに移行したイーサリアムでは、検証者の投票によってブロックが「確定済み(finalized)」と明示的に記録されます。通常は2エポック、時間にして約13分で確定に至ります。確定後に覆すには、ステークされた資産の多くが没収される規模の攻撃が必要になります。
実務上の意味は明快です。ビットコインの着金を1確認で確定扱いにすれば、再編成が起きたときに商品だけ渡して代金が消える可能性が残ります。取引所が銘柄ごとに必要確認数を変えているのは、チェーンごとにファイナリティの性質と速度が違うためです。
注意点
- · 「着金しました」という画面表示は確定を意味しない。必要な確認数を満たすまで待つ
- · 確率的ファイナリティのチェーンでは、確認数を減らすほど巻き戻りのリスクが上がる
- · ハッシュレートやステーク量が小さいチェーンほど、同じ確認数でも覆されやすい