取引所からCSVを書き出す
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 6 分
結論
CSVの書き出しは単純な作業に見えますが、期間の指定、種類の取りこぼし、文字コードの違いで欠落が起きやすい工程です。書き出したファイルは必ず開いて、期間と件数と中身を確認してください。保存すべき記録の範囲は国税庁の案内でご確認いただき、判断に迷う点は税理士にご相談ください。
要点
- 約定・入出金・報酬など、書き出しの種類が分かれていることが多い
- 期間の指定が既定で直近のみになっていることがある。年の全期間を指定する
- 書き出したら開いて、先頭行と末尾行の日付・件数を確認する
- ファイル名に「年_サービス名_種類」を入れて保存する
定義
取引所やサービスの画面から、取引履歴をCSV等のファイル形式で取り出し、手元に保存する作業のこと。
多くの取引所では、履歴の書き出しが種類ごとに分かれています。売買の約定履歴、日本円や暗号資産の入出金履歴、ステーキングなどの報酬履歴、手数料の履歴が別々のメニューになっていることが珍しくありません。片方だけを落として作業を進めると、あとで数量が合わなくなります。メニューを一通り見て、書き出せるものは全部落としておくのが結果的に早道です。
期間の指定にも注意してください。既定では直近1か月や直近3か月になっていることがあり、そのまま実行すると年の前半が入りません。開始日と終了日を明示的に指定し、書き出したファイルを開いて、最初の行と最後の行の日付が意図した範囲になっているかを確認してください。件数が上限で打ち切られている場合もあるため、行数も見ておくと安心です。
書き出されたファイルは、そのまま開くと文字化けすることがあります。日本語を含むCSVは文字コードの扱いで崩れやすく、表計算ソフトで開いた際に日付が別の形式に変換されたり、数量の末尾の桁が丸められたりすることもあります。元のファイルは加工せずに保管し、加工は複製に対して行ってください。元データを上書きしてしまうと、取り直せない場合に復元できません。
保存の仕方も決めておきましょう。「2026_取引所名_約定.csv」のように、年・サービス名・種類が一目で分かる名前にそろえます。フォルダは年ごとに分け、クラウドとローカルの二箇所に置いてください。クラウドだけだとアカウントが使えなくなったときに困り、ローカルだけだと機器の故障で失われます。
そして、書き出しは年に一度ではなく、定期的に行うのが安全です。サービスの終了、仕様変更、履歴の保持期間の経過によって、過去の分が取り出せなくなることがあります。取り出せるうちに取り出しておく、というのがこの工程で最も重要な原則です。
注意点
- · 当サイトの記載は一般的な整理であり、税務アドバイスではありません
- · 元のファイルは加工せず保管し、編集は複製に対して行ってください
- · 保存すべき記録の範囲と期間は制度で定められています。国税庁の案内でご確認ください
よくある質問
書き出したCSVが文字化けしていた場合はどうすればよいですか?
元のファイルは消さずに残したまま、表計算ソフトの「テキストとして読み込む」機能で文字コードを指定して開き直してください。数量の桁が丸められることもあるため、開いたあとの表示だけで判断せず、元ファイルの値と照らし合わせることをおすすめします。