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DeFiのボールト(Vault)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 4 分
結論
ボールトは、預けた資産をあらかじめ決められた手順で運用するスマートコントラクトです。利用者は個別の操作をせずに済みますが、その分、内部で何が行われているかが見えにくくなります。手順を書いた契約に不具合があれば、預けた資産がまとめて失われます。
要点
- 預けた資産を決められた手順で自動運用する契約
- 利用者は個別操作をしない代わりに中身が見えにくい
- 契約に不具合があれば全預入分が影響を受ける
- 戦略の変更権限を誰が持つかが重要
定義
利用者から資産を預かり、あらかじめ定義された運用手順をスマートコントラクトで自動実行する仕組み。預入の対価として持分を表すトークンを受け取ることが多い。
典型的な流れは、利用者がステーブルコインを預けると持分トークンを受け取り、ボールト側がそれをレンディングや流動性提供に回す、というものです。運用で増減した結果は持分トークン1枚あたりの価値に反映されます。引き出すときは持分トークンを返して、その時点の価値に応じた資産を受け取ります。
利点は手間の削減です。複数のプロトコルをまたぐ手順を自分で毎回実行すると、取引回数分のガス代がかかり、操作ミスも起きます。ボールトは多数の利用者の資金をまとめて処理するため、1人あたりの費用が下がります。一方で、資金の行き先は契約のコードが決めるので、利用者は自分でリスクを選べません。
確認すべき点は、戦略を変更できる権限が誰にあるかです。管理者鍵で運用先を差し替えられる設計なら、その鍵が奪われた場合に資金を悪意ある契約へ移されます。実際に管理者権限の悪用や鍵の流出で資産が流出した事例があります。監査を受けているかどうかも参考になりますが、監査済みのボールトが破られた例もあります。
注意点
- · スマートコントラクトの脆弱性により、預けた資産が一括で流出した事例が複数ある
- · 管理者権限で運用先を変更できる設計では、鍵の流出が全預入分の損失につながる
- · 運用先のプロトコルが破綻したり不良債権を抱えると、ボールトの持分価値がそのまま目減りする