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カストディアンの役割とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
カストディアンは、顧客に代わって暗号資産の秘密鍵を保管する事業者です。鍵の管理を専門の体制に任せられる一方、利用者は自分で資産を動かす権限を手放すことになります。破綻や内部不正が起きたとき何が起こるかは、預け先の法的な位置づけと資産の分別管理の仕組みで決まります。
要点
- 顧客の代わりに秘密鍵を保管する事業者
- 利用者は自分で資産を動かす権限を手放す
- 分別管理と法的な位置づけが破綻時の帰趨を決める
- 出金の承認手続きや上限が設けられることが多い
定義
顧客の暗号資産の秘密鍵を預かり、保管・署名・出庫の管理を行う事業者。多くの法域で、免許や資産の分別管理が求められる。
秘密鍵の管理は、紛失すれば復旧できず、漏洩すれば即座に資産を失う性質の作業です。カストディアンは、コールドウォレットの物理的な隔離、複数人による承認、マルチシグやMPCによる鍵の分割といった手順を組み合わせ、単独の担当者では資産を動かせない体制を作ります。
利用者側から見ると、これは利便性と引き換えに権限を預ける選択です。出庫には申請と承認が必要で、即時には動かせません。また、事業者が業務を停止した場合、資産にアクセスできるかどうかは契約と法制度に依存します。顧客資産が事業者の固有財産と分別されているかは重要な確認点です。
日本では暗号資産の交換業者に顧客資産の分別管理が求められており、海外にも同様の規制を持つ法域があります。ただし規制の内容は国ごとに異なり、預け先がどの法域で何の免許を持っているかによって、保護の程度は変わります。制度の詳細は変更されることがあるため、一次情報での確認が必要です。
注意点
- · 預けている間は、自分の判断だけで資産を動かせない
- · 保険が付いていても、対象範囲と上限は契約ごとに異なる
- · 分別管理の有無と法域による保護の違いを事前に確認する