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クロスチェーンメッセージングとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 6 分
結論
クロスチェーンメッセージングは、あるチェーンで起きた出来事を別のチェーンのコントラクトに伝える仕組みです。資産の移動だけでなく、投票結果の反映や別チェーンの関数呼び出しにも使われます。誰が「本当に起きた」と保証するかが設計の中心で、そこが破られると受け側は偽の情報で動きます。
要点
- 別チェーンの出来事をコントラクトに伝える仕組み
- 資産移動だけでなく任意の命令も送れる
- 誰が出来事を保証するかで信頼の前提が変わる
- 保証役が破られると偽メッセージが受理される
定義
あるチェーン上で発生した事象やデータを、別のチェーンのコントラクトが受け取って処理できる形で届ける仕組み。資産移動はその応用の一つ。
チェーンは互いの内部状態を直接読めません。そこで、送信元で起きた出来事を何らかの形で証明し、受信側のコントラクトがその証明を検証してから処理する、という流れが必要になります。「AチェーンでトークンをロックしたのでBチェーンで発行する」という判断も、この一般的な仕組みの一例です。
保証の方法は大きく二つに分かれます。一つは、受信側チェーンのコントラクトが送信元のブロックヘッダや署名を直接検証する方式で、送信元のコンセンサスをそのまま信頼の根拠にします。もう一つは、外部のバリデーター集団やオラクルが「起きました」と署名して伝える方式です。
後者は対応チェーンを増やしやすい反面、その集団の過半数が結託したり鍵を盗まれたりすると、裏付けのないメッセージが正規のものとして受理されます。実際、ブリッジの大規模な流出事件の多くは、この検証部分の設計や鍵管理の不備が原因になっています。
注意点
- · 外部の署名者集団に依存する設計では、その過半数が破られると偽メッセージが通る
- · 送信が完了しても受信側が実行されるまでは処理が終わっておらず、途中で止まることがある
- · 対応チェーンの多さは安全性とは無関係で、検証方式を個別に確認する必要がある