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おつりアドレスとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 4 分
結論
UTXO方式のチェーンでは、資金は丸ごと使い切る形でしか動かせません。そのため送金額との差額が、自分宛ての「おつり」として別のアドレスに戻されます。このおつりがどれかを見分けられると、送信者のアドレスが特定されるため、プライバシー上の重要な論点になります。
要点
- UTXOは分割できず、丸ごと使って差額を戻す
- おつりは自分宛ての新しいアドレスに送られる
- どれがおつりか分かると送信者の他アドレスが割れる
- 金額の端数や形式の違いが手がかりになる
定義
UTXO方式の送金で、使用した資金の合計から送金額と手数料を引いた残りを受け取るために、送信者自身が用意するアドレス。多くのウォレットが自動で新規に生成する。
ビットコインなどでは、過去に受け取った資金の一つひとつが独立した塊として管理されています。1BTCの塊から0.3BTCを送るとき、塊を切り分けることはできません。1BTCをすべて使い、0.3BTCを相手へ、手数料を引いた残りを自分へ、という二つの出力を持つ取引を作ります。
この自分宛ての出力がおつりです。ウォレットは通常、新しいアドレスを自動で用意してそこへ送ります。利用者から見れば残高は減っただけですが、台帳の上では、見覚えのないアドレスに大きめの金額が届いた記録として残ります。
分析の側から見ると、二つの出力のどちらがおつりかを当てることが重要な作業になります。片方だけが端数の多い金額である、片方だけがアドレス形式が入力と一致している、といった特徴が手がかりになります。当たれば、そのアドレスも送信者のものだと判断され、追跡が次の取引へ続きます。
注意点
- · おつりアドレスも自分の資産なので、ウォレットのバックアップ範囲に含まれているか確認する
- · 自作の取引で出力を書き間違えると、おつりが手数料として失われることがある
- · 送金額をきりの良い数字にすると、おつり側が端数で見分けられやすくなる