Polygon(ポリゴン/POL)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
Polygonは、イーサリアムの手数料の高さと処理の遅さを補うために作られたネットワーク群です。2017年にMatic Networkとして始まり、EVM互換のPoSチェーンを中心に、ゼロ知識証明を使う技術へと展開してきました。ネイティブトークンは、2024年からMATICに代わってPOLへの移行が進められています。
要点
- EVM互換のため、イーサリアム向けのアプリをほぼそのまま動かせる
- 手数料が安く、NFTやゲーム、企業のポイント施策などで採用例がある
- ゼロ知識証明を使うzkEVMや、複数チェーンをつなぐ構想へ展開している
- トークンはMATICからPOLへの移行が進行中
定義
イーサリアムの処理を肩代わりし、手数料を抑えることを目的として構築された、EVM互換のチェーン群とその関連技術。
Polygonが取り組んだのは、イーサリアムを使いたいが手数料が高すぎるという問題です。特にNFTの発行やゲームのように、1回あたりの金額が小さく回数が多い用途では、イーサリアム本体のガス代が実用の障壁になります。Polygonはこうした処理を別のチェーンで行い、結果をイーサリアムに記録することでコストを下げました。
中核であるPolygon PoSチェーンは独自のバリデーター集合を持ち、定期的にチェックポイントをイーサリアムへ提出します。EVM互換のため、MetaMaskなどのウォレットやSolidityで書かれたコントラクトがそのまま使えます。手数料はイーサリアム本体より大幅に低く、これが採用の主な理由になっています。
その後、ゼロ知識証明を用いて実行結果の正しさをイーサリアム上で検証するzkEVMが公開され、さらに複数のチェーンをまとめて接続する仕組みの開発が進められています。目的は、チェーンが増えても利用者が資産の分断を意識しなくて済む状態をつくることです。
実際の用途としては、NFTマーケット、ブロックチェーンゲーム、企業の会員プログラムやチケット、決済の実験などが挙げられます。トークンはガス代の支払いとバリデーターのステーキングに使われ、2024年からPOLへの移行が段階的に行われています。
注意点
- · Polygon PoSチェーンはイーサリアム本体とは別のバリデーター集合で守られており、安全性の前提が異なる
- · MATICからPOLへの移行が進行中で、取引所やウォレットの対応時期は一律ではない
- · イーサリアムとの資産の行き来にはブリッジを使うため、ブリッジ固有のリスクと待ち時間がある
よくある質問
イーサリアムのアドレスをそのまま使えますか?
アドレス形式は同じですが、ネットワークは別です。同じアドレスでもPolygon上の残高とイーサリアム上の残高は独立しており、送金時のネットワーク選択を誤ると資産を失うことがあります。