Kusama(クサマ / KSM)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
Kusamaは、Polkadotとほぼ同じソフトウェアで動く独立したネットワークで、新機能を本番環境で先に試す場として運用されています。テストネットとは異なり、実際の価値を持つKSMが流通する本番のチェーンです。パラメータが攻めた設定になっており、意思決定や更新の周期がPolkadotより短いのが特徴です。
要点
- Polkadotとほぼ同じコードベースで動く、別個の本番ネットワーク
- ガバナンスや更新の期間が短く設定され、変更が速く適用される
- パラチェーンの枠を確保して独自チェーンを接続できる構造を持つ
- テストネットではないため、KSMを失う操作は実際の損失になる
定義
Polkadotと同系統のソフトウェアで動く独立した本番ネットワーク。新機能の先行導入の場として位置づけられている。
ブロックチェーンの更新は、本番環境で試すわけにいかない一方、テストネットでは実際の経済的な動機が働かないという難しさがあります。Kusamaはこの中間を埋めるために作られました。Polkadotと同じ設計でありながら独立して稼働し、実際の資産が動く環境で新機能を先に投入します。
違いは主にパラメータにあります。ガバナンスの投票期間、提案の実行までの待機期間、バリデーターの入れ替え周期などが短く設定されており、変更が速く反映されます。その分、利用者が仕様変更に追随する負担は大きくなります。
構造はPolkadotと同様で、中心となるリレーチェーンに対して、個別の用途を持つチェーン(パラチェーン)が枠を確保して接続します。接続の枠はオークションやリースの形で配分され、この仕組み自体もKusamaで先に運用されてきました。
位置づけとしてよく「カナリアネットワーク」と表現されます。炭鉱のカナリアのように、問題があれば先に表面化させる役割です。ただし名前に反して本番のネットワークであり、KSMは実際に価値を持って取引されています。
注意点
- · テスト用のネットワークという説明を見て無価値だと誤解されることがあるが、KSMは実際の価値を持つ
- · 仕様変更の頻度が高く、外部ツールやウォレットの対応が追いつかない場合がある
- · PolkadotとKusamaはアドレス形式が異なるため、送金先を取り違えると資産を取り戻せないことがある
よくある質問
Polkadotがあれば不要ではないですか?
役割が異なります。Kusamaは変更を速く適用して問題を先に洗い出す場、Polkadotは安定性を優先する場として運用されています。両者は独立したネットワークです。