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Flow(フロー / FLOW)とは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

Flowは、NFTと消費者向けアプリを大人数で同時に扱えるように設計されたブロックチェーンです。CryptoKittiesを作ったDapper Labsが、Ethereumの混雑を経験したことをきっかけに開発しました。ノードの役割を分割して処理を分担する構成と、資産の扱いを言語レベルで規定するCadenceという契約言語が特徴です。

要点

  • ノードを役割ごとに分割し、同じ計算を全ノードで繰り返さない構成を採る
  • 契約言語Cadenceは、資産を複製できないリソースとして扱う設計になっている
  • NBA Top Shotなど、暗号資産に馴染みのない利用者向けのアプリが稼働してきた
  • 後にEVM互換の実行環境も追加された

定義

ノードの役割分担と資産指向の契約言語によって、大規模な消費者向けアプリの実行を目指したブロックチェーン。

Flowの出発点は、2017年にCryptoKittiesがEthereumを混雑させた経験です。一つのアプリの人気でネットワーク全体の手数料が跳ね上がる状況を受け、開発チームは消費者向けの用途に耐える独自チェーンの構築に着手しました。

採用されたのがノードの役割分担です。一般的なチェーンでは全ノードが同じ処理を繰り返しますが、Flowでは、取引の収集、順序付け、実行、検証を別々の種類のノードが担当します。処理を分業することで、シャーディングのようにネットワークを分割せずに全体の処理量を増やすという考え方です。

契約言語にはCadenceが使われます。この言語では資産をリソースという特別な型で表し、複製できず、必ずどこか一か所にしか存在しないことを言語の規則として保証します。トークンを二重に計上するといった典型的な不具合を、実装者の注意ではなく言語の仕組みで防ぐことを狙っています。

実際の利用としては、NBAの映像を扱うNBA Top Shotなど、暗号資産に馴染みのない利用者を対象としたアプリが稼働してきました。クレジットカード決済やカストディ型のアカウントを組み合わせ、ウォレットの概念を前面に出さない導線が取られています。近年はEVM互換の実行環境も追加されています。

注意点

  • · 利用の中心がNFTや消費者向けアプリのため、需要はそれらの人気と提携契約に左右される
  • · Cadenceは独自の言語で、Solidity向けの開発者やツールがそのまま使えるわけではない
  • · カストディ型のアカウントを使う導線では、利用者が自ら秘密鍵を管理していない場合がある

よくある質問

  • ウォレットを用意しなくても使えますか?

    アプリによっては、メールアドレスとクレジットカードで始められる形が用意されています。その場合は運営側が鍵を預かる構成になるため、自分で管理する場合との違いを理解しておく必要があります。

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