Artificial Superintelligence Alliance(FET/旧Fetch.ai)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
FETは、もともとFetch.aiという自律エージェント向けブロックチェーンのトークンでした。2024年にFetch.ai、SingularityNET、Ocean Protocolの3プロジェクトがArtificial Superintelligence Alliance(ASI)として統合を発表し、各トークンをFETへ集約する形が採られています。AI関連の分散型サービスをひとつの経済圏にまとめることを掲げています。
要点
- Fetch.aiはCosmos SDKを基盤とし、自律エージェント同士の取引を扱うことを目的に設計された
- 2024年にSingularityNET・Ocean Protocolと統合し、トークンがFETに集約された
- SingularityNETはAIサービスの取引市場、Ocean Protocolはデータ流通を担ってきた
- 統合後もそれぞれのプロダクトは個別に開発が続いている
定義
自律エージェント基盤のFetch.ai、AIサービス市場のSingularityNET、データ流通のOcean Protocolが統合した連合体(ASI)と、その共通トークンFET。
Fetch.aiが想定してきたのは、人が毎回操作しなくても機械同士が条件を交渉して取引を成立させる世界です。駐車場の空き枠、電力の融通、配送の空き容量といった対象について、自律エージェント(同社の用語ではAgent)が相手を探し、条件を合わせ、決済まで行う構成を示してきました。
基盤となるチェーンはCosmos SDKで構築され、他のCosmos系チェーンと相互運用する経路を持ちます。エージェントの登録と検索を担う名前解決の仕組みや、エージェントの実行環境を提供する開発者向けツールが整備されてきました。
2024年に発表された統合では、SingularityNETが持つAIサービスの売買市場と、Ocean Protocolが持つデータの公開・課金の仕組みが同じ経済圏に組み込まれる形になりました。トークンの交換比率を定めたうえで、FETを共通の通貨とする方針が採られています。
統合は法人格をひとつにするものではなく、それぞれの開発チームとプロダクトが並存したまま、トークンとブランドを共有する形態です。そのため、どの機能がどのチェーン上で動いているかは、利用時に個別の確認が必要です。
注意点
- · トークン統合に伴い、旧AGIX・旧OCEANからの移行手続きや取引所側の対応がプロジェクトごとに異なった経緯がある
- · 「AI関連」という括りは広く、実際に稼働しているサービスと構想段階の計画を区別して読む必要がある
- · 複数チェーン・複数プロダクトにまたがるため、利用する機能ごとに稼働状況と手数料体系を確認する必要がある
よくある質問
旧AGIXや旧OCEANを持っている場合はどうなりますか?
定められた比率でFETへ交換する手続きが用意されました。取引所が自動で処理した場合と、自分で移行用の窓口を使う必要があった場合があるため、保管場所ごとに公式の案内を確認してください。