Enjin Coin(エンジンコイン / ENJ)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
Enjin Coinは、ゲーム内アイテムをNFTとして扱うための基盤を提供するプロジェクトのトークンです。発行するNFTにENJを裏付けとして封入し、不要になったNFTを溶かすことで封入分を回収できるという設計が特徴でした。2023年には独自のEnjin Blockchainへ移行しています。
要点
- ゲーム開発者向けのNFT発行基盤として始まった
- 発行するNFTにENJを封入し、溶かすことで回収できる仕組みを持つ
- 同じ規格で複数種類のトークンを扱えるERC-1155の策定に関わった
- 2023年にEthereumから独自のEnjin Blockchainへ移行した
定義
ゲーム内アイテムのNFT化を支える基盤と、発行されたNFTの裏付けとして封入されるトークン。
ゲームのアイテムは通常、そのゲームのサーバー内にしか存在せず、サービスが終了すれば消えます。Enjinが取り組んだのは、アイテムをブロックチェーン上のNFTとして発行し、ゲームの外でも保有・売買できるようにすることでした。開発者向けにSDKと発行ツールが提供されています。
設計上の特徴が、ENJの封入です。NFTを発行する際に一定量のENJをそのNFTに紐づけて固定し、保有者がNFTを溶かす操作を行うと封入されたENJが戻ります。これにより、たとえゲームが終了しても、NFTには最低限の裏付けが残るという考え方を取りました。
Enjinは、同一のコントラクトで代替可能なトークンとNFTの両方を扱えるERC-1155という規格の策定に関わっています。ゲームでは同じ剣を1000個発行するような場面が多く、1件ずつ別コントラクトにするよりも効率がよいため、この規格は広く使われています。
2023年、プロジェクトはEthereum上のERC-20トークンから、Polkadot系の技術で構築した独自のEnjin Blockchainへ移行しました。NFTの発行機能をチェーンの基本機能として組み込み、スマートコントラクトを書かずにアイテムを発行できる構成を取っています。
注意点
- · 封入されたENJによる裏付けは、そのNFTを溶かした場合に戻る量にすぎず、アイテムとしての価値を保証しない
- · Ethereumから独自チェーンへの移行があり、保有場所や対応ウォレットを確認する必要がある
- · ゲーム向け基盤は、実際に採用するゲームと利用者の数に需要が左右される